ドクターラスカル徒然to(コマネチしながら奮闘)

DrRasukaruが色々思った事を全くの持論で書き綴ります。 医療情報以外には一部思い込みもありますので、確認してからご利用下さい。 医療ネタに関して特定患者情報に最大の配慮をするために、原則書きません。 原発ネタは、科学的根拠が無い話はスルー。原発危険妄想より、裸のきれいなお姉さんの妄想が好きです。 コメントは受付けませんが苦情やコメント、ご意見等はTwitterで一応お受けしてます。 (Twitterアカウント @Dr_RasuKaru) 個人の考えは個人の考えなので、他人の考えを押付けてくると、返討しますのでご注意ください。 医療を否定する人…回れ右して下さい。 精神病が気合で治ると思ってる人…多分そんなあなたが私は心配なので、心療内科を受診されてください。 多分周りを精神疾患にしているのはあなただと思います。 病院では診察する医者。ブログではどうしたら病気にならないようにしたら良いかを一緒に考えて欲しかったりします。 治療方針も「先生にお任せします」は止めて下さい。 あなたの体で、あなたの人生、あなたの身内、あなたが決めることです。 偽医学には激しく抗議します。 英語が大好きなのに、医者になってから英文を読むのにうんざりしてしまった人。 実はしゃべれるけど書いたり読んだりは苦手です。

医療

人が死んでも反ワクチン?

日本は南北にながーいナガイレーベン?…じゃなくてながーい島国です。

北は礼文島、東は択捉島、南は南鳥島、西は与那国島、その与那国島から西へ約100km行けば台湾です。

東京から那覇まで約1200km。台湾とフィリピンの中心地までの距離は約1200km。台湾とフィリピンの国境の島同士の距離は約150km。

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決して遠くはないのです。

距離を遠いと感じたあなたも日本国内で必ずフィリピンから来られた方にお会いしていると思います。

そんなフィリピンで先日はしかの感染症により130名余りにの方が死亡したとの報道がなされました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

フィリピンでもはしかを含むMMRワクチンの接種は行われてはいます。
しかし隅々までは行き渡らないのです。
フィリピンは大小島の集まった国です。そしてまだまだ日本のようにインフラは整っていないのです。

わが国はどうでしょうか?。

依頼をすれば近くの診療所(クリニック)で定期接種で対象年齢なら公費負担で接種可能です。

自費でも1万円前後で接種可能です。

では、1.何故予防接種が公費負担で接種可能なんでしょうか?
2.自費でも生活が困窮するような金額ではないのでしょうか?
そして3.何故定期接種は公費負担で対象外年齢は公費負担にならないのでしょうか?

1.は命に直接関わるからです。
(乳幼児期にこれらの感染症に感染すると死亡する確率が高かったり大きな後遺症を残したりするからです)

2.は各病院や製薬が医者は価格が上がりすぎないように努力しているからです。
3.は単純です。治療費ばかりの負担に拠出して公費の予算取りが難しいからです。

要するに今は負のスパイラル状態と言えます。

予防に健保財源を投入すれば、確実に疾病は減り治療費拠出を減らせるでしょう。

陰謀論信者のみなさん、その優れた妄想力を他に生かしてみませんか?

ワクチンで人口コントロールなんて出来ませんし、不妊症にもなりません。
ワクチンを売る方が製薬会社にとっては安価な薬剤を販売することになり利益を減らします。
ワクチンの内容物で多量に摂取量すれば有害な物質はあります。
でも考えて見て下さい、お醤油を20リットル一度に飲めばまず命を落とす事になりますが、お寿司屋さんでお醤油を飲み干す人は居ません。

冷静に考えましょう。本当の陰謀論はあなたにわかった時点でそれは陰謀論としては役目を終えています。

と、言う事でワクチンの予防接種は感染症の予防に大変重要です。

あなたがバイオテロの中心にならないためにも直ぐにはしかを含むMMRまたはMRワクチンの接種をしましょう。

今30歳以上45歳未満の方は定期接種が見合わせの期間に入ってましたから受けていない可能性があります。

自治体で公費を負担している地域もあります。しかし基本的には自費ですから病院に予約をして予防接種を受けに行きましょう。

あなたがバイオテロリストになり、あなたが原因でたくさんの人に感染を広めたり、病気等が理由で予防接種を受けられない人、何度予防接種をしても免疫の抗体が作れない人を守る為です。

あなたが反ワクチンや自然派?で予防接種を受けないのは自由だと言うかも知れません。
では逆にお訊きします。予防接種を疾患等の理由なく受けていない人を入園拒否したり、行政がワクチン接種を公費で行うものを拒否している訳ですから、あなたがあなたのお子さんが入学拒否されるのは当然だと思いませんか?。

幼稚園や学校の管理者は児童や生徒を安全に守る義務がありますから、バイオテロリストを受けいるわけには行かないでしょう。

それでも義務教育や教育の権利を言われるのでしたら、あなたは最低限の予防接種を受ける権利を放棄したのと同時に公衆衛生義務を放棄したのですから、周囲の安全確保の為に当然入園拒否、入学拒否されるのは当たり前です。

本当に予防接種出来ない人に感染した時、その人は死ぬんです。

反ワクチン医者や科学者、一般の方私が誤った事を言っているのであれば是非討論しましょう。
私は常に対談の門を開いています。

医者にとって患者ね未来は私らの未来です。本気で討論出来る方お待ちしてます。
尚討論はインターネット生中継を必ず入れます。

ミルクアレルギー?のお話

日本人の半分以上は症状の強弱はありますがミルクアレルギー?とまでは言いませんが、欧米人に比べたら牛乳に含まれる乳糖を分解するのが苦手です。

これは色々理由があります。

☆医学的所見から見ると~
元々日本人は乳糖を分解する「ラクターゼ」と言われる酵素をたくさん持っていません。

「ラクターゼ欠損症」と言う症状がありますが、これはほぼ完全にない状態を指し、乳糖が分解出来ずお腹をこわします。

良く新生児期~幼児期に「乳糖不耐症」と診断されても、小学校に入る前後には解消されている事も少なくはありません。

しかし、日本人は全体的にラクターゼが欧米人に比べて圧倒的に少ないですから、牛乳を少し多く飲むと…です。

ただ、牛乳や乳製品を飲んで(又は食し)蕁麻疹が出たり重篤状態になる方はまた別ですからそれは主治医に相談です。

ミルクアレルギーと診断された乳児は、予め乳糖を細かく分解してある粉ミルク「MA-1」等をご紹介してますが、この辺りは色々ケースバイケースですから主治医にご相談下さい。

「ミルクアレルギー」の範囲があまりに広く使われてしまっているようなので触れてみました。


☆次に牛乳にも種類があります。

まず、牛乳の定義は…
「生乳を加熱殺菌し成分等を一切調整していないもの」としています。

ですから、カルシウムを加えたり、粉乳を加えて脂肪濃度を上げたりしたものは牛乳ではなく「加工乳」です。

逆に一旦水分を抜き粉末にし、脂肪分を抜いたものを再び加水したり、牛乳以外の果汁等を混ぜたものを「乳飲料」と言います。

実は牛乳の基準が一番狭いです。

と、その狭い牛乳の中でも加熱殺菌のやり方で、また細分類されてます。

一般的な我が国の牛乳→120℃~130℃で2秒間殺菌。
中低温殺菌工法の牛乳→85℃で15分殺菌
低温殺菌牛乳→65℃で30分殺菌

があります。

どれも長所短所あります。

一般的な製法はたくさん牛乳が生産出来ます。しかし本来の牛乳を殺菌する技術であった、低温殺菌は大量生産には不向きです。
中間を取った製法はあまり普及せず。

無論大量生産の工法が普及して、本来の低温殺菌牛乳は少数派になっています。

元々日本で一般的な牛乳の殺菌方法は、欧米では日持ちさせるためのロングライフミルクの為に開発された方法で、殺菌温度が高過ぎるため良いタンパク質まで焼き切ってしまいます。

低温殺菌牛乳だとお腹を壊さないと言う人も結構いますから、もしかするとこの殺菌方法によるのか否かです。
(ただしお値段は高めです)

アカディ牛乳も乳糖不耐症の方にはお勧めです(加工乳です)。

と、元々日本人は乳糖不耐症が多数はですから、無理をせず大量に飲まず適量を飲みましょう。
牛乳そのものはとても優れた栄養源です。私も大好きです。

ただ、繰り返しになりますが、牛乳や乳製品を摂取する事で重篤状態になる方は危険ですから主治医とどの類のアレルギーかを相談の上摂取をしましょう。

風疹はみんなで防ごう

風疹の話…

日頃から私はBotを使ったりしてTwitterで啓蒙している風疹予防ですが、メディアが話題にして下さってますので、私はここでは詳細を改めては記しませんが、25年にも大流行し、風疹症候群のお子さんが50名弱生まれて来ました。

これは妊娠中、または出生時点でわかった件数です。

この数字ですが、先進国としては大変恥ずかしい数字で、アメリカの疾病予防センターは「日本への妊婦と妊娠の可能性がある方への渡航を自粛するよう勧告が出されています。

何度も書きましたが、また書きます。

風疹は予防接種でほぼ100%に近いくらい予防出来る疾患です。

ところが何故我が国では?。

今年の30歳以下の男女、50歳以下の女性は一回は予防接種を受けているかとは思います。

しかし、ワクチンは万人に効果を獲得出来る魔法の薬ではありません。
ワクチンは抗体(ウイルスを駆除するヒーロー)を身体の中でつくる為に、練習用に無毒化したものを注射しています。

ですが、注射すればみんながみんな抗体を作れるわけではないのです。
一億人超もいる我が国ですがその一定割合の人は、何回注射しても抗体が出来なかったり、何回も接種したら抗体が出来る人、抗体が数年で消失して行ってしまう人様々います。

ほんの少しの人たちとは言え、この方々が偶々妊婦さんだった時は、お腹の中の赤ちゃんに重篤なダメージを与えてしまいます。

そしてそれは現代の医療では治癒は不能で寿命も短くなり、短命な人生を送る事になります。

勿論妊娠前に接種しておくのは当然でしょう。

でも、私が前文に“何回注射しても抗体が出来ない人がいる”とお話しました。
そうなんです。だから妊娠さんが妊娠前に接種しておけば防げると言うものではありません。

じゃどうしたら良いか?

“みんなで予防接種”です。

そうする事で抗体が作れない人に感染するリスクも限りなくゼロに近付きます。

ところがです。

反ワクチンで頑なにワクチンを接種しない人が少数いると、その抗体がない人に感染し風疹ウイルスが妊婦さんに感染します。

そして発症する風疹症候群です。

風疹は本当に恐ろしい病気です。ご年輩の女性の方々は特によく知ってますので一度尋ねてみると良いと思います。
その位猛威をふるい人類を脅かしたウイルスです。

勘の良い方はすぐお気付きかと思いますが、全員接種しないと風疹症候群は予防出来ないのです。

妊婦さんだけでなく、旦那さんも、その職場の方も、ご友人も、友人の友人も、無論家族や同居されている人全員。

もしあなたが、“?自分は風疹の予防接種したかな?”と思ったら、近くの病院で“MRワクチン”の予防接種を受けて下さい。
今流行して来ていて、思いやりがある方はもう予防接種の予約をしてますから、足りなかったり中々接種出来ない可能性があります。

しかし諦めず粘り強く探して下さい。

海外旅行に行かれる方向けのMMRワクチンやMMRVワクチンでも同じように風疹予防の効果があります。

自治体により補助をしているところもありますが、基本自費です。
「何故?自費で?」と思われたかた
あなたは社会の一員です。

自分から他人に病気をうつさないのは当然だと思いませんか?。
確かに1万円前後~一万数千円の価格です。
しかし、良く考えてみましょう。

あなたがそのケチった1万円で、ひとりの人生を狂わせてしまう、自分と同じ大切な人生にハンデと短命がかされてしまう。

自分に語り掛けてみて下さい。その一万円は社会に対する責任ではないでしょうか?。

自費の予防注射を敬遠される方がいます。

美味しいご飯を一食、白飯だけのご飯に変えてでも接種すべきものだと私は思います。
何故でしょう?。
私も含めあなたが社会で収入を獲得出来ているのは社会のおかげだからです。
自分の収入の一部を社会の為に使うのは私は当然だと思います。

「予防注射は自分が感染しないように」も勿論あります。
しかし、見ず知らずの人に感染させない事はもっと大切です。

意識持ちましょう♪。

あなたは常にひとりで生きていない。
常に社会のお陰で生きている。

と言う、出来たら二度と風疹症候群の診断をしたくない新生児科医が通ります。

本日から新生児育成学会が東京であります。
みんな同じ気持ちです。

予防に勝る医学に私は出会ったことはありません。
医者じゃないあなたにも人の命を守れ、病気を防ぐ事が出来ます。

チェーン・オブ・ザ・サークルです。

風疹について(厚労省のサイトへリンク)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/



何でも1人から始まる

久々ブログ書きます。

最近ポケモンGOをやり過ぎと、日帰りの外出と業務でやや弱っている感じのラスカルです。

仕事は夢中になっているし、気がはってますから疲れ知らずですが、離脱するとヘロヘロである事に気付くと言う感じです。


今日は私の外来担当日
もう何年続くこの月曜日(笑)。

今日は枠に少し余裕があったので、風疹の話題を積極的にだし予防啓蒙をさり気なくせっせとしてました。
(日頃もやってますよー)

追跡外来は元気一杯の子、心配な子、様々ですが予防接種に対して私が診察しているお子さんや親御さんは意識が高い方が多いです。
(稀に一瞬霊感商法の如く反ワクチンにふれる方もいますが、ちゃんと呪いを解いてお帰りいただきます)

そろで今日思いました。

やはり「自分だけ予防接種してもねー」という言葉が必ず出て来ます。
確かにそうなんです。
ただ、なんでも一番最初は1人から始まりますし、流行も1人から始まります。

でも私の患者さんやその親御さん方は超前向きですから、「まず1人からでも予防接種しないとですよね」と、きいてこられます。

そうです。
自分がやらないと始まらないのです。

ましてや日本で承認される予防接種は、海外の承認と別にかなりしつこく臨床試験を経て承認されます。

だからかなり石橋を叩いて叩いて、叩き崩す位安全性の検証はされてます。

ただ医療行為には100%は絶対ないですから、副反応や重篤な副作用が起きてしまう事はあります。
しかし宝くじに当たる確率よりかなり低い確率です。
(副反応確率はワクチンの種類にもよりますが、発売元の製薬会社が明示している添付文書の数字と実際の乖離は殆どありません)→それやったら虚偽記載だからね。

良くワクチンは製薬会社の陰毛…あっ間違えた陰謀と言う、都市伝説を言う人がいますが、本当に都市伝説を超えません。

でも信じるか信じないかはあなた次第じゃなく、もうとっくに、あなたじゃない人が効果を証明してくれてますし、ワクチンは大規模なデータを集約して検証しないと、効果は単独でしかわかりにくい性質があります。
勿論その検証もされた上での政令で、決して陰謀なんかじゃありません。

陰謀は楽しむのは良いですが、信じたらアホです。


また、風疹の患者数がドーンと増加してきてます。
風疹と麻疹(はしか)は、一緒に予防出来るワクチンになっています。
MRワクチンと言うワクチンです。

今40歳以上の人は一度も接種していない可能性がかなり高いです。

予防接種は全員相撲です。
皆で接種して感染源を絶とうと言う考え方です。

予防接種は接種したくてめ出来ない体質の方や、生まれつき疾患を持たれていて接種出来ない人がいます。

だから接種出来る人は、全員相撲で接種する必要があります。

今また流行りつつある風疹…
何が怖いかは、妊娠初期の妊婦さんに感染すること。

妊婦初期は妊婦さん本人も気づいてない事がある位ですから、それを外観上からわかったら、それはもう超能力です。

ですから日頃より風疹はゼロの環境にしておくことが必要です。
それで必要な全員相撲でもあります。

イメージしてみてください、あなたとあなたのパートナーに小さな命が芽生えた時、見知らぬ人から風疹が感染。

だからあなたが接種しないといけないのです。

あなたが感染源になり、大切な命を先天性風疹症候群にしないために。

皆で守りませんか…。

そろそろやめましょう。自分さえ良ければ、自分に被害が無ければ良い思想。

予防接種の考え方はそこが原点です。



台風への警戒

たまたま私の職場の守備範囲においては大きな災害もなく、無事去って行きましたが、今は西日本に居ますね。
進路の方々充分に気をつけて下さい。 

私のお泊まり待機は解除にかりたした。

私の災害支援は水害の時は、一度しかなく、九州の南部で大水害の時…その時のみです。

あとは全て地震災害の支援にご協力させていただいてきました。

偶々ですが。

災害支援の医療活動では、無力さを感じることが多く、後悔が残ります。

あー、よく寝ました。
 
さて腹ごしらえして来ますかね。

なめたらいかんよ「風疹」「はしか」「おたふく」「みずぼうそう」

私も30年前は若くてピチピチでした。
(…で?)

その頃は集団予防接種と言うのがありまして、今は個々が近医を来院接種する予防接種を学校で授業を中断してやってました。

今はある出来事がきっかけとなりほとんどの地域で集団予防接種は取り止めとなり、一部の地域を除いて復活していません。

詳しく知りたい人はネットで検索して見て下さい。
千葉県知事は森田検索です…(検索違いです)。

その為か…否か。

どうもそれ以降予防接種に関しては、優先順位低いなぁと感じます。

お題に上げた
「風疹」「はしか」「みずぼうそう」「おたふく」のうち、「はしか」が沖縄から感染が全国に広がりつつあり、「はしかの予防接種の呼びかけ」を今になって大騒ぎです。


日本はまず確実に医療先進国です。

しかしどうもこの世界の先進国が流行すると大騒ぎになるので、予め予防接種を義務化している程重要視している予防接種を軽視し過ぎです。

確かに予防接種の効果は個人差があり、規定の接種回数で免疫抗体が形成されて一生抗体が持続する人、何回予防接種をしても抗体が形成されずと言う方、これはどんな予防接種にもあります。

無論その中間で成人前に抗体の値が低下してしまっている人もいます。

予防接種は予めいくつもの感染症のワクチンをミックスしてある「混合ワクチン」と一種類だけの「単価ワクチン」があります。

一般的にはなるべく混合ワクチンで接種した方が、医療費的、接種回数軽減が出来ますので、ミックスしても大丈夫な組み合わせは、予め合わせてあります。

今大流行が警戒されている「はしか」は「風疹」とミックスしているとMRワクチンと言います。

以前はMMRワクチンと言う更に「おたふく」を合わせたワクチンを日本でも使用していましたが、一時的にワクチン副反応が疑われた時があり、その名残で未だに本邦においては、MRワクチンがメインですが、海外や海外渡航クリニックでは、MMRワクチンがメインです。

ですが、予防接種は“別々のワクチンを離れた部位に同時接種”と言う事が可能(一部出来ないタイプのワクチンもあります)です。

同時接種は小児科学会でも推奨されてます。
勿論成人も同時接種は可能です。

主治医に同時接種を駄目と言われるケース以外はこの同時接種をうまく利用しましょう。

あと気になる事…。
それは予防接種効果の持続は個人差大ですから、成人したらもしくはその前後にワクチンの抗体の値を確認したり、もしくはもう一度接種してしまいましょう。

冬場の脱水

えと…脱水は夏だけとか、暑い部屋で汗かいた時だけとか思ってますか。

とんでもない、とんでもない。

河川の水は低い所から高いところに流れないのと同じく、空気中の水分が無ければ、皮膚の表面を一生懸命身体から水分を送り、その水分は血液で運ばれ、血液の水分が減ります。

皆さん気にされる血液ドロドロ状態が自然に作られます。

良く「トイレ近くなるから」と、水分補給を控える方がいらっしゃいますが、そんな血流を悪くする事を意識してはいけません。

新陳代謝の良い小児はこの活動がもってあ活発です。

おしっこが近くなるからと、水分補給を抑制させること、「冬場なんだからそんなに水飲まなく大丈夫」はないです。

人は服を着ることで保温をしますが、この保温効果は冬場でも皮膚から行う発汗(微量、微量、微量をどんどん出して来ます)によって暖まります。

ヒートテックウェアと言うのが流行ってますが、これも汗をかく事で成立しますから、冬場は汗をかかないなんてのは迷信です。

夏場は体温を下げる為に滝のように汗をかき、冬場はどちらかと言うと体温を維持するため、じわりじわり出して来ます。

ですから脱水対策と言うのは、夏場だけの季節行事ではありません。

下痢症状や嘔吐症状で脱水をしていなくても、人間の素晴らしい身体機能は汗を出す事で、なんと保温効果の源も作っているのです。

身体は凄いです。

ですから、冬場も暖かい飲み物で水分を取れば、身体を冷やす事もありませんし、更に言えばおしっこは、適度に行かないと体内に老廃物をためやすくなります。

膀胱は身体の中で一番怠けてますが、重要な優れた臓器です。
満タンが近づかないと「出るよお」とは教えてくれません。

かと言い尿を出さないと、血液中の老廃物を体外に出せませんから、必死に絞り出して尿を作ろうとします。

人体を潤わせている基本は水分です。

そしてしっかり出さなくてはいけません。

ですから、冬場でもしっかり水分を取りましょう。

確かに夏場程は必要ありませんが、冬場は少なくて良いかと言えば、そうではありません。

むしろ意識して取りましょう。
身体は水分を必要としています。

長時間の会議等をする時は、必ずお水はいつでも飲めるようにし、口に含む程度の量をこまめに補給しましょう。
一度に大量に飲んでも下痢症状を起こすだけです。

それから一時間程度に一度必ずトイレ休憩を設け、更にトイレにはいつでも行けるような雰囲気作りは必要です。

身体を干からびさせてまでやる重要な会議なら余計です。

血液が胎内をサラサラ流れるよう、頭の回転も良くなるように(ろくろ首と言う意味ではありません(笑))、水分補給はしっかりやりましょう。

これが常態化すると、血管が詰まる事により起きる疾患を引き起こし易くなります。

夏も冬も、水分補給とおしっこは大事だよと言う話題でした。

具体的にどの位呑めばいいか?。
1.5リットルは食事外から必要です。
(ただしお酒は含みません)
お酒はおしっこの量だけを増やしてしまうので、結果的に余計に体内から水分を奪います。

と、細かく書けば身体は繋がってますから色々相関があるのですが、ざっくり切り取り、「冬場でも水分補給は大切」でした。

隠れ脱水に注意ですよー。

お肌カサカサの元を作りますよおー。
血管詰まるおー。でした。

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いや、もう本当に苦しかったよ「インフルエンザ」

いやぁ、久々インフルエンザに大当たりしてしまいました。

勿論毎年のように職場で予防接種はとっくに終えてまして…、

約10日間生きた心地はしませんでした。

実はインフルエンザ症状より、私を立ち上がれなくしたのは、なんと「溶連菌」。
インフルエンザを発症して、がっつり体力落ちているところに、溶連菌とハーモニーしてしまい、すっかり意識遠のく私。

頭の中で遺言考えてました((笑))。
→その位苦しかった。


皆さん病気かな?と思ったら病院来ますよね。

でも、寝て治せるものは寝て治した方が良いです。

病院で更に病気もらってしまうこと、この時期は特にあります。

最低限マスクして来院しましょうね。

そして帰宅したらキレイに手洗いをして寝ましょう。


アドバイスですが、お子さんがインフルエンザの他何かに感染したかな?と思ったら、家族全員マスクして、室温を上げ、湿度を上げると家族全員撃沈は比較的防げるかと思います。

インフルエンザ等は高い湿度になるとウイルスが元気なくなりますので、高温多湿で対策するのは中々有効です。

あと、何で沖縄県のように一年中多湿の地域でインフルエンザが…流行?と言う質問を良くいただきますが、答えは簡単です。
冷房や除湿機を使い始める春先、低温でも多湿ですから、除湿機を使用することで、インフルエンザに快適な環境が整ってしまうからです。

しいて言えば、インフルエンザは夏場絶対感染しないかと言われたら、答えはノーです。
夏場でも感染が0になることはありません。

お部屋の湿度を上げましょう。
そして寒いですが、換気も毎日きちんとしましょう。

みなさん予防は最強です。
手洗い、加湿、ポイントですよー。

あーしかし生きてて良かった。




北朝鮮がミサイルをいよいよ陸に撃ってくるよー1


国民保護サイレン(海外からミサイルが飛んできた時にTV、ラジオからなる音)

 
と…言う聞き覚えのない音があります。
(あるわけないのですが)

これが鳴った時、「どうしたらいいか」をあまり拡散されてないので書き記します。

※外に居る人は直ちに屋内に入って下さい。地下鉄の駅、地下街の中が一番理想です
二次的なけがを防ぐため落ち着いて迅速に行動しましょう。
北朝鮮からのミサイルの着弾は発射から10分~15分で着弾します。
車を使っての避難はしないでください。

★室内に居る人
①窓を閉めカーテンやブラインドを閉めて下さい。 
②窓から離れてなるべく床にぴったり伏せて下さい。
③ミサイルは連続発射されることがあるので、再び警報が鳴る前になるべく地下に避難する。
(地下がない時は鉄筋コンクリートのしっかりした建物の中に避難し①~②を行う)

★地下鉄、地下街の近くに居る人
①落ち着いて迅速に地下へ避難してください。
②お体の不自由な方を全員で手伝いましょう。
③地下に入ったら入口付近に留まらず奥へ進んでいく。

★外に居る人(地下が近くにない人)
①直ちに近くの鉄筋コンクリートで出来た建物に避難してください。 
②なるべく窓のないところに避難し伏せて下さい。

上記は核弾頭を搭載したミサイルが着弾が想定される場合の緊急回避方法ですが、通常弾頭でも相当な爆風があります。狙われるのは在日米軍基地付近、人口密集地、オイルコンビナート、ガスタンクやそこをあえて外す威嚇攻撃をしてくる可能性がある。

※在韓日本人の方
①観光は中止し、直ちに帰国しましょう。また仕事などで訪韓されている方は、極力早期に帰国し最低でも年内には帰国を完了して下さい。
②日本大使館、領事館の発表に注意しましょう。
③朝鮮半島有事には空路では帰れないと考えて下さい。制空権が米国に管理されるので航空機の離着陸が制限されます。
④万が一滞在中、有事に巻き込まれた際は外出を控え大使館に安否の連絡をしてください。

日本のミサイル迎撃能力は80%程度です。完全に迎撃できるとは限りません。
有事に備えて回避方法を頭に入れておきましょう。

広島、長崎で原爆に被爆された方の体験からも、確実に丈夫な建物の影になるかならないかで生死をわけている記録が明確に残されています。

先人の死を無にしないため、ミサイルが何度発射されようと、毎回最悪の事態に備えて上記の避難をしましょう。

避難しても無駄ではありません。

デマに惑わされず、政府の発表している危機管理マニュアルに沿い、日頃から訓練も含めた避難行動は重要です。

米国の公文書には、明確に生存率の差や被曝線量の違いの記録が残されています。
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子宮頸がんワクチンのFacebookページを展開してね

Twitterで告知しました。
「子宮頸がんワクチン被害者連絡会に困ってる人」のFacebookページ…
後に「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会に加入しても変わらない人」と変えてきましたが。

さすがに…TLに張本人は書き込めませんよね…と、思ってたら。

「名前を公開しないで下さい」を条件に様々なメッセージを頂きました。

結果を率直に言うと…
自然治癒した人が大半でした。
中には本人から。
現行闘病中は3名でした。
とりあえず数字の切りの良いところで200名データーで集計してみました。

いずれも、連絡会に入っている人が30%、入っていた人が10%、副反応が出て連絡会に連絡を取ったもの理由あって距離を置いてる人60%です(自分が入会しているのかしてないのかも把握してない人たちです)。

興味深いのは何故入会前に連絡を取ったか?。
何故退会したのか、現在会員なのに何故退会しないのかなど結構突っ込んだ会話をさせていただきました。

まず…
施術や民間療法はあまり関係ないと思います。

この理由として、話を医師や施術師と会話しただけで症状が治まったと言う方がほとんどです。

あと、本人からのメッセージで
「私は普通に学校に行きたいだけで裁判所で晒し者になるのは嫌だ」
と言うのもありました。

あと、親が勝手にワクチンの副反応と決めつけて、被害者連絡会にどっぷりで、私はそんなの参加したくないと言うのもありました。

ここ考えないといけませんね。

また、この話題書きます。
(書いた日2017/10/8)

ピークは収まったけど…(インフルエンザ)

ピークは収まり気味ですが、インフルエンザはまだ流行してます。

例年A型が治まるとB型が流行りだしでしたが、ここ数年はあんまりその傾向は弱く、並行して流行する傾向があります。

抗インフルエンザ薬には、A型B型に有効なもの。A型のみに有効なもの。がそれぞれあります。

A型に感染して、B型に感染することもあります。
だからインフルエンザに2回感染することは普通にあります。

本当の春になるまで気を抜かずに予防していきましょう。
手洗いですよー。きちんとした手洗いですよー。
マスクですよー。正しいマスクの着用のをしましょう。

「ピークが過ぎました」と報道が出ると何故か微増します。
それにインフルエンザの感染は地域差が激しいので、ある地域では全く流行してないのに、ある地域では大流行、又はこれから流行と言う地域もあります。

これは、都道府県別ではなくもっと細かい行政区域でそれがおきます。
近隣の流行情報に注意すると同時に、お父さん、お母さんは職場等で感染しないようにきちんと感染予防しましょう。

本当に衛生的な手洗いはとても大切です。勿論電車の中や人混みの中でのマスクも有効です。

これはこの時期並行して流行する「ノロウイルス」、乳幼児小児中心に流行する「ロタウイルス」「RSウイルス」に対しても有効な予防法です。

もうすこしです。桜が散るくらいの季節までインフルエンザは注意です。
ノロウイルスは等は梅雨時期まで予防頑張りましょう。

備考)インフルエンザを良く「インフル」と略する方がいますが、この略し方誤りです。正確には「エンザ」と略するのが正解です。通じてますが間違えですよー。

あ…金・土は神戸ですね。こーぅべー♪。ルルルル♪。

 

「うがい」よりも「手洗い」大切だよー

お久しぶりドクターラスカルです。
今日はバレンタインデーですね。
私は本当に欲しい人からは後日お会いして受け取る事になりました。
平日ですから何時に業務が終わるかわかりませんし、そこは若者を優先にしないといけません。

さてさて今日は、「うがいもいいけど手洗いもね!」です。

海外から帰ると日本人のマスク率の高さはビックリな光景です。
多分世界でもっとも一般の人が医療用のようなマスクをする不思議な光景に映るようです。

でも、それは日本人の民度の高い証でもあります。
くしゃみ、咳で周りに風邪を遷さない、そんな民度の高さと予防意識が高い事に由来はあるかと思います。
決して悪い事ではなく、日本人に気遣いと言う文化の延長上にある良い文化だと思います。

私の母は自分が感冒症状にならない限りマスクをしてくれませんが、マスクは感染させない予防には直接的は勿論ですが、どちらかと言うと予防は間接的な要素が強いです。

マスクをすると何故予防促進になるか…。
根本からお話をすると、人は無意識に口元に手を運ぶ事がすごく多いのです。

食事は勿論ですが、日常生活で気付くと口元に手が行く行動。
そうですね…顔に触れると申し上げた方がわかりやすいかも知れません。

これが乳幼児期ともなると、常に手が口元に行っていると言っても過言ではないでしょう。
成人はそこまで極端ではありませんが、やはり口元に手を持って行く動きは多いのです。

成人の場合マスクでかなりの飛沫が直接的に防ぐと言うより、結構な高機能マスクで、しかも鼻から顎まできちんと装着されていないと効果は半減以下になります。
どちらかと言うと、口や喉の乾燥を防いで、痰を出す、口腔湿度を保ちいわゆる免疫作用低下を最小限にするなどの本来身体が備えている機能を補助してあげる機能の方が、予防マスクには強いと言えます。
実際に高機能な医療用マスクでも、きちんと装着しないとあんまり効果を発揮出来ず意味ありません。
院内で鼻だしマスクを注意してまわる小姑のような医者が私です。

逆に感染させない為のマスクの効果は絶大で、やはりしっかり装着していないと効果半減以下ですが、噴射のように飛沫を撒き散らすような事はなくなります。
これと一緒に咳エチケットの手で口を覆うのではなく、肘の内側で覆う世界標準の咳・くしゃみエチケットを徹底すれば良いです。

参考動画1

参考動画2


参考動画2にもありますが、手で覆ってしまうと、逆に飛沫が広がってしまうので、袖の内側、普段あまり触れる事がなく、繊維は水分が少ないですから、ウイルスや菌の死滅が比較的早いですし、直接他の方と触れる事も少ない場所です。

上記も下記の手洗い同様に小さな頃から癖付けてしまいましょう。


次にテーマの「うがいより手洗いも」ですが、これは話戻りますが、とにかく人は口元に手を持って行く習性があります。
そして参考動画でもご覧いただいた通り、どこに触れても飛沫だらけと言っても過言ではありません。

そしてうがいは勿論大切ではありますが、うがいした直後には飛沫を吸い込みます。
うがいで予防はかなりマメなうがいが必要です。

同じように手洗いも同じで、生活の中でありとあらゆる場所に触れます。

そしてまたそこに誰かが触れ、再び触れ、掃除の方も追いつかないさわり方です。

そしてその手が口に運ばれます。

ですから、手洗いはとても重要になります。
特に食事前、作業後、トイレの後、ここで小学校で教えている、きちんとした手洗いをしていれば、大きく感染するインフルエンザやノロウィルスは防ぐ事が出来ます。

参考動画3

決してゆっくりやらなくても良いですが、確実に洗い残し、すすぎ残しがないようにしましょう。慣れるとかなり自然にやってます。
それと最近はエアタオルや紙タオルが備え付けてありますが、マイハンカチやマイタオルを持ちましょう。
そして毎日変えましょうね。

それから最後に…
日本人は何故マスク文化になったか…。

これは医療費の自己負担額が少ない故の弊害と言われてます。

予防接種を受ける等の予防意識がひじょうに低いです。
病気になったら、受診すればいい。
これは違います。

病気にならないようにする。これが一番の医学です。
予防接種は公費負担のないものは、接種率が低いです。
ただ、感染した時の自身とあなたの組織の経済的損失を考えれば高くないはずです。

そして生まれながらの体質で予防接種を受けられない人もいます。
そう言った方々は予防接種できないにも関わらず、感染したら死に直結するケースが多いのです。

だから予防接種はみんなで受けて、感染症は最大限防がなくてはいけません。

ワクチン陰謀論を唱える人はいますが、そんなのは500%ありません。
日本の治験や臨床試験は他国とは比較にならないくらい慎重で認可も遅くてイライラするぐらいです。

成人にお勧めのワクチン(政令接種以外)
インフルエンザ→毎年10月~11月に接種が推奨。
MRワクチン(風疹・麻疹混合)→成人前に接種。妊娠希望時に抗体の値を測定し低い時は再接種。
B型肝炎ワクチン→成人前接種。
その他海外渡航するときは必ず渡航先で流行している感染症の予防接種を受けましょう。
※黄熱病ワクチン等一部特定の機関でしか接種出来ない渡航ワクチンもあります。

マスクして手洗いして感染症を防ぎましょう。

スケートリンクの氷漬け展示に思う事

まずここ数日世間を騒がせたこの話題から…

魚氷漬けスケートリンクはどこが炎上を招いたのか http://a.msn.com/01/ja-jp/AAl4uBF?ocid=st


企画は面白いと私はすごく思いました。
日本はかなり昔から魚を採り、魚を食べ、魚を育て、養殖したり、食文化として共存してきました。

しかし、魚の事、海の事をあまりにも知らなすぎる…。

農家の方の事は知っていても、漁家の方々の事ははとんどの人が知らない。
知ろうともしない…
(私が子供たちに唯一バカと言うのは、知らない事をきちんと知識として知ろうとしない姿勢にバカと言う言葉をつかいます)
無知がバカではなく、無知を放置してそれを良しとすることが私の大嫌いなバカです。
まあそれも自由と言えば自由ですから、強要はしないのですが、私は心から笑うだけです。

話戻り「魚の氷漬け」に戻ります。
まあ、スケートリンクでこれをやってリンクの氷は少しずつ解けてきますから、ヒレなどに当たりやしないか心配ではあります。それでケガの可能性もありますね。

それから氷漬けとは言ってもそれでずっと鮮度が保てるような温度の氷だと展示にはなりませんから、極めて温度の低い氷結温度と推測されますから、鮮度がかなり短く時期に腐敗も始まり臭いも出始める事になるでしょう。

リンクはメンテナンス上必ず表面を再度平らにする作業がありますから、その時の事もあります。

それを総合的に考えるとごく短期間しか出来ない企画とは思います。
ただ、ちょっと写真や動画でしか見てませんが…ちょっとセンスないかなと。
それと氷表面の手入れした時や、管理を考えるとかなりたくさん疑問は残ります。

ここからが本題です。
でも「かわいそう」「残酷」はないでしょ。
私たち日本人はこの魚をロシア人と奪い合って食べて来ました。
今は世界で日本食ブームですから、魚を世界中で奪い合ってますが、ちょっとまてよと。

魚嫌いな方もちろん居ると思います。
でもね、蒲鉾、さつま揚げ、魚を原料とする食品は生活空間のいたるところにあります。

前にも書きましたが、人間は他の生物「肉」「魚」「野菜」などの命をいただき、それを頂くことで生命を維持し、成長し繫栄し子孫を残して来た生き物です。

直接食べない魚も飼料などの家畜のえさとなり、それを私たちはありがたく頂いているのです。

だから「いただきます」と食べる前に食物に感謝をするであって、食べ物は粗末にしてはいけない。

食べ物を常に平気で残し、生ごみを常に大量排出する輩に命の大切さを語る資格などないのです。

かと言って無理に食べろと言う話ではなく、食べ物は絶対粗末にしてはいけない、これは命を大切にすることに直結する重要な事です。

これが最近の日本人には欠落しすぎてる。
どんなに食べ物に困らない世の中になろうとも、食は命を頂くことです。
それは昭和も平成もない、人類が最も重んじなくていけない事です。
それを重んじない宗教の教えはどこにも存在しませんし、どんな小さな部族でも食には礼を尽くしてきた。

それを念頭に置いて本筋に戻りますが、
「かわいそう」「残酷」???。
ちょっとその発言は頭の中ずれずれじゃないですか?。

人が食べるために漁家の方が収穫されたものです。
見た目を気にするからとそれだけではじかれた魚達です。
それを「かわいそう」「残酷」???。
何を言ってるの?。あんた生まれてから今日まで何匹の魚のおかげでそこに生きていられるのさ。

確かに…あれは悪趣味かな。

でもね、出てくる言葉の背景の言葉があまりに魚たちの生命を冒涜してないかな?。
確かに人類は食物連鎖の頂点です。
でも、だからってそれを「かわいそう」「残酷」???。
その口が大量の残飯をたたき出す人が言う事ですか。

私はそのコメントにものすごく腹が立ちました。

「あのな…命をなんだと思ってるんだ」と言いたいのは俺だよ。

いい影減にしろよ、食べたいからとお店で購入して、平気で食べれない賞味期限が切れたからとポイポイ捨てるその神経が「かわいそう」「残酷」???どっちが「かわいそうで」「残酷」だよ。

食べられない量買うなよ、作るなよ、すぐ捨てないで次の調理出来ないか考えろよ。
賞味期限切れる前に計画的に使おうよ。
鶏卵だって賞味期限の下を良く読もうよ、あれは生で食べられる期限であって、さすがにそこから1か月も経過したらだめですが、上記の期限経過後は充分加熱してお召し上がりくださいと書いてあります。

食育ってなんだろう。
私は甚だこのコメントの意図に疑問で、何が「かわいそう」で何が「残酷」なのか是非聴きたい。
意味がわからない、理解が出来ない。

インフルエンザ流行始まってますよー。

インフルエンザの今年度の流行が始まってます。

インフルエンザは、全部を報告する義務はないので、「定点医療機関」と言う決まった病院を全国にいくつか決めてます。

そこでのインフルエンザと診断され人の全国平均数又はその 地域の平均数が、1日辺り1人以上になると、流行が始まったと言う判断になります。

先週、東京都がこの1人以上になりましたので、流行が始まっています。

例年ほぼ例外なく、東京都の流行から一週間程度遅れて周辺の都道府県に広がり、その後あっという間に全国に広がるパターンです。

これをなんとか止めたいと思いませんか?。

インフルエンザかかると苦しいです。

ワクチンの接種は済みましたか?。
インフルエンザワクチンの評価については、色々賛否言われていますが、間違えて欲しくないのは、インフルエンザワクチンは「万が一感染した歳にに症状を重症化させない」に、特化して開発されたワクチンなので、完全なる予防と言う訳ではありません。

これは、開発された頃からそのコンセプトで設計されています。

どうしてインフルエンザのワクチンは、完全なる予防形態のものではないかと言うと、それはインフルエンザウイルスの性質にあります。

インフルエンザウイルスは、とにかく変身が上手でしかもその変身が早いのです。

だから、ワクチンを作る時にその変身を追いかけながら、かつ変身の形を予測します。
それに向けてワクチンをつくります。

もう一つ完璧になれない理由は、ワクチンをにわとりさんの卵(鶏卵)で造ります。
この鶏卵は無菌状態の鶏卵を使いますので、この無菌鶏卵を造るのにまず時間が当然かかります。かなりな大掛かりな設備で専用に外部と隔離して育てます。

そしてその無菌鶏卵が出来上がり、その鶏卵を使いワクチンを作って行きます。

この行程に最低でも半年弱かかります。

そして、その間にウイルスがまた変身している事があります。

それを予測しながらワクチンを作ってはいるものの、やはり研究からワクチン出荷までを考えるとかなりなタイムラグが出来上がります。

しかし、予測された方向のウイルスに対するワクチンですから、仮にその変身に追いつけなくても、身体は似たのが来たな…と反応しますので、ワクチンの効果がないと言うのは誤りです。

この世界には一度感染しても、また感染するウイルスがたくさんあります。

インフルエンザもその1つですが、余りに感染力が強く、様々な事情で身体の弱い方に感染すると、死亡する事も少なくないので、作られたワクチンです。

この辺りの経緯を詳しく知りたい方がいましたら、「スペインかぜ」とワードを検索してみて下さい。

インフルエンザ以外のウイルスの中には、多剤耐性と言って、様々な薬が効かなくなるウイルスや菌が存在しますが、それはまた全く別の理由なので、別の機会お伝え出来たらとは思いますが、インフルエンザは変身のものすごく速いウイルスと捉えていただければと思います。

だからこそ、ワクチンは必要です。


さて、そんな中…
もうすぐそこまで来たインフルエンザですから、今すぐ出来る予防を書き連ねると…。

1、マスクをする。
理由)口腔内乾燥を防ぐ、口もとに手が触れるのを防ぐ、飛沫の吸入を最低限に防ぐ、(逆に感染時は飛沫を飛散させないようにする)。

2、しっかりマメに手洗いする。
理由)手のひらは常に一定の水分が潤う場所です。しかもその手のひらで、あちこちさわります。飛沫も知らず知らずにばんばん触れますので、特に食事前や排便後はしっかりと手洗いをしましょう。
可能な限り流水で手全体をしっかりすすぎ、その後石けんを使い、小学生が徹底的にやっている手洗いを大人もやりましょう。手洗の方法
そして最後にしっかりまだすすぐ事を忘れないでやりましょう。
手を拭くハンカチや、タオルも可能な限り自分のものを使いましょう。
(紙タオルは理想ですがトイレットペーパーで拭くのはやめましょう。そのトイレットペーパーどこから取りましたか?どこにふれましたか?手洗いした意味が…)

3、自分も飛沫をばらまかない。

もう語るより動画。→リンク

この動画は言葉の壁を超えられます(英語ですが…w )

今、すぐ出来る事。
やっちゃいましょーう。

薬物依存の治療は甘くない

ASKA容疑者が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されました。

「執行猶予中で何故?」と、大半の方が思われたと思います。

しかし、ですね。

ここから私の私感を書き連ねます。

タバコを止められないあなたにそれは言えません。
覚醒剤の離脱には、離脱幻覚症がタバコとは比較にならないものがあります。

それだけ深刻な事ですから、ASKA容疑者を責めるだけではなく、覚醒剤を使わざる得なくなる、芸能界への私達の過剰な期待や干渉を今一度考えるべきだと私は思います。

例えばSMAPの解散の件。
彼らは芸能人である前に、お仕事で芸能人をしてます。
彼らの独立や解散を惜しむ声は仕方ないでしょう。
しかし、繰り返しますが、彼らはそれで収入を得て生活をしています。
時代と年齢に対応した変化や、自分達の働きたい選択肢は、自分達に選択権があります。

ただでさえ、プロダクションに縛られる、プロダクションの社員や契約社員にしか過ぎない芸能人。
そこに圧倒的な数の民衆の意図を押し付ける事自体が、ファンの気持ちに応えようとする芸能人の気持ち、心理には負担です。
出来る限り応えようとします。
しかしファンやプロダクションはそんな個々の芸能人を一生面倒を見てくれはずはありません。
いつかは独立と言う道を迫られます。

家族も欲しいでしょう。守るべき人も居ます。

芸能界で違法薬物が古くから濫用されてきた原因はこのような複数要素が原因だと私は見ています。

仕事のストレスからか、タバコが辞められないそこのあなた…、タバコやめられますか。

そんな要因で始まってしまう、芸能界の覚醒剤ネットワーク。
これから摘発は本格化していきます。
たくさんの逮捕者が出て来るでしょうが、離脱は本当に死に物狂いです。

そこをきちんと理解してみてあげましょう。

そして、私達も少し芸能人へのプライベートの可干渉はやめましょう。

あなたのプライベートを全部暴かれたら、あなたは嬉しいですか?。
それは芸能人も人間ですから同じ気持ちなはずです。

そういうネタが売れるから、週刊誌は書きます。テレビは取り上げます。
それが売れないものになれば、彼らは報じる事を即座にやめる方向に梶を切るでしょう。

今は、出版業界は本が売れなくて、生き残りに必死です。
ですから、あちらも必死です。

ついでと言っては何ですが、本人が公開しないプライベートに入り込むのは、日常的にしないようにしていき、ただ困った時は助け合う、相談出来る、そんな環境を身の回りから築いていきましょう。

腹をわって何でも話せる友人はたくさん必要ではありませんが、数人は必ず必要ですし、その守秘義務は守ってあげましょう。

私は薬物依存の話題をきくと、周りに話せる人や心を開いて話せる人が居なかったんだな…と、心中複雑になります。

そしてその人に対する冷たさにも複雑になります。
薬物に手を出すことは、どんな理由があっても犯罪です。

しかし、そこからすぐに本人が努力しても離脱出来ないケースはたくさんあります。
周囲の寛大な気持ちと協力が必要なのです。

その辺りを思った私でした。

薬物依存…低年齢化しています。
子供たちは大人の真似をしている。薬物を売るのは基を辿れば大人です。

自分の周りから今すぐ、何を出来るか…。
このモラルに私達は、未来の子供たちの為にも真剣に考える必要があります。

それから、薬物依存の治療が完全に終わるまで隔離病棟へ…と、仰る方がいらっしゃいますが、そんな医療資源はわが国にはありません。
予算もありません。膨大な数の設備は勿論、スタッフが必要になりますが、普通に小児科医や産婦人科医が足りないと騒ぐ中、箱だけ作っても運用出来ません。

これは、保育所や老人介護施設も同じ事が言えますが、箱はいくらでも作れます。
でも、スタッフが必要数確保出来ないとまたブラック企業化してしまうのです。

まず、ここから、あなた、私の意識の改革からです。

ここは日本、必ず思いやりと労り合い、譲り合いで出来る国民性です。

薬物依存患者を一人でも減らせる鍵は、すぐ目の前の意識改革にあると思います。

芸能人や公人も個の尊重はされるべきではないでしょうか

ひさびさラスカルでした。

ムンプス(流行性耳下腺炎)

ムンプスとは

要するに通称「おたふく風邪」の事です。

正式名称「流行性耳下腺炎」は、ムンプスウイルスの感染によって耳下腺が腫れる感染症。
気道を介して飛沫感染する。潜伏期は2-3週間。物をかむ時にあごが痛むことが多い。
合併症としては、髄膜炎や脳炎、膵炎、難聴などがある。
発熱には鎮痛解熱剤の投与を行うなど、治療は基本的に対症療法で、ワクチンの接種が有効な予防方法とされています。
4-5年間隔で大きな流行を繰り返す傾向がある。

まだ大都市圏での流行はありませんが、地方都市急速に患者数報告が増えています。
今のところ流行が確認されているのは、宮崎、山形、佐賀、鹿児島、石川の各県ですが、今後動向に注意が必要です。

年齢別にみると3歳~7歳が全体の66%を占め、5歳が最も多いとなっています。

参考資料、東京都感染症週報→3週連続で患者報告があります。
全国的な動向は感染症研究所。()
同じく国立感染症研究所のホームページで、注目すべき感染症として注意を促しています。


以前はMMRワクチンと言い、はしか、ふうしん、おたふくの予防接種が1回で3役だったのですが、日本においては、一旦副作用被害が疑われ中止となり、今は定期接種でMRワクチン(はしか。ふうしん)と任意接種でムンプスワクチン(おたふく)の2種類に分けての接種となっています。任意ではありますが必ず受けるようにしましょう。
また、一部の病院では独自にMMRワクチンを輸入し、同時に接種出来るようにしている病院もわずかながらあります。
以前、MMRワクチンの副作用が問題になった時も、検証の結果別要素である事が確認されて安全ですが、ワクチンは日々改良されていますので、副作用発生確率に関しては他の予防接種と同様となっています。

数年前に先天性風疹症候群(胎児の時に母胎から感染してしまう風疹です)が、大流行しました。
今年に入りこのときの流行で感染してしまった子供たちが、もう10名も死亡していることが報告されています。

このはしか、ふうしん、おたふくは、予防接種をみんなできちんと受ければ確実にゼロに近づける事が出来る病気です。
予防接種の徹底は勿論ですが、手洗い等をしっかり覚えてもらう良い年齢でもあります。
しっかり手洗いをしていきましょう。

参考までに成人が発症すると相当、相当苦しいので、予防接種を受けていない方は、成人でも接種は自費で可能です。MMRワクチンは大体8千円~1万5千円前後の接種料金が多いですが、遷さない、遷されないのお互い様の精神で、見えない社会貢献をお願いします。

世の中には予防接種を受けたくても受けられない、生まれながらの病気を持った人が意外とまわりには居ます。
その方々に感染すると、場合によっては死亡してしまうものもあります。

あなたにとっては感染症、治ればいいですが、人によっては死んでしまうことを忘れずにワクチンはきちんと接種しましょう。

ワクチンを否定されるかたが少数いらっしゃいますが、少なくてもこの感染症大流行を防ぐ為に定められた政令です、そして子供たちには接種を受ける権利があります。
そして感染症は感染したら遷さない義務もあります。遷すことが時には人の生き死にに関わることを忘れずに、予防接種を受けましょう。

あなたは生まれた時から1人ではありません。死ぬまで人は人と関わって生きて行きます。

子宮頸がんワクチン副作用の捏造報道の思う事5

もうそろそろ、いくらマスコミが報じなくても浸透してきましたかね…。

まずこの記事をお読みください。

もう一つこんなプンスカ記事が

「子宮頸がんワクチン、副作用検証試験の結果は捏造だった」

↑多分間違えてなければ、医者も科学者の端くれになりますから、どうしてそうなる…
とは内心思ってました。

結果が矛盾だらけだから…。

私も検査医でも、病理医でもありませんが、自分で顕微鏡を覗くこともあります。
(まあそう言う診療科目も持ってますので)

で、この実験遺伝子に染色したマウス、遺伝子に染色したマウスと…
HLA(血液の赤い部分にABO型があるように白い部分白血球にも形があります)の型やら、遺伝子の配列と言う言葉が登場してきた時点で…「???」となってました。
(単に私の頭が悪すぎて理解出来なかったのかもな…www)

しかし、理解出来ないものを理解出来ないで終わらせるほど、諦めの早くない私は何回も読んでみました。
(理解悪い分は回数で勝負的な人です)

で…良くわかんないからもっとわかりやすい文献を海外から探そうとなった訳です。
(実は諦めもはやいはやい)

副作用被害だけ拾ってみると…
なんて悪代官の作ったワクチンなんだ!となりますが…私世界中の接種回数を見て見ました。
中々すごい接種回数が既にありまして、日本国内よりずっと先に接種の始まった国々の文献を拾い…
「日本人固有の体質とか」「日本人は何か持ってるのか?」とか色々見てみました。

そんな中で、実際に副作用被害を訴える、当時17歳と当時15歳の患者さんの診察に同席する事が出来ました。
一応新生児がメインではありますが、血液内科や循環器内科の知識なんかや、当時必死に勉強してました漢方内科の東洋医学視点でみてみたり、出身大学に数字集めに行ったり結構私の中ではやってました。

そして、厚労省審議会の結論継続ときき、積極的な接種見合わせから1年経過してましたから、「正気かよ…」と内心思ってました。
この頃もう既に私の中で、「このワクチンの副作用は有益を上回る事はない」と結論が出ていました。
アホ医者なりに、必死で色んな文献あたって来ましたから、自信もって言えたんです。
もう頭の中で、アルファベットが夢の中でも大運動会です。

英訳はちょいと怖いので、自分でやるようにしてます。
翻訳は怖くて、その翻訳の仕方で結論付けを変えてしまうようなこともあるので、そこは自分の中では中立に判断していきました。

その頃ですかね…
HPVv←(ヒトパピローマウイルスワクチン)被害者会の会の池田議員が私のTwitterに絡まって来ました。
(随分熱心なパワーある方だなと思いつつ、議員などと言うものを全く信用していない私ですから…、まずこの人は何がしたいんだろう??と思い絡まらなくなってからも静観してました)

静観してた結論、この議員さん被害者のこと考える方法間違えてる。
そんな風に気付きました。
そもそも「接種中止」の結論ありきでしか論議しませんし、肝心な被害者救済はどうしたの???だったんですね。

結構皆さん勘違いされますが、医者は病気がなくなったら食って行けないと思われているかた多いと思います。
それ、答えは「ノー」です、仮に病気がなくなったら今度は本来の病気を予防する医学に集中出来ます。
患者が減れば、必要な患者に必要な医療行為が全額健康保険負担なんて話も夢じゃなくなりますから、より1人の患者に多く関われるようになり、医者も勉強の時間できますから、もっともっと斑無く勉強出来ます。

世の皆さんは、医者は金持ちでモテモテで、異性遊びも盛ん…とか、大きく膨らむ妄想を持たれている方多いと思います。
残念ながら幻想です。
こんなに勤務拘束時間が長くて、お金は半分以上新たな学びの資金となり(本とか参考書や講演会、セミナー)でどんどん消えて行きます。残りは残念過ぎる金額です。
そして、学会などは自費で行くのが普通ですから、経費も半端ないです。
ただ私らお金を使う時間が本当に無いので少し贅沢に見えるのかも知れません。

実際には子供を私立に行かせるために、さらにバイト勤務したり、共稼ぎしたり…そんなの普通です。
決して医者にしたいわけではなく、物理的に時間がありませんから、PTA等参加出来ません。
その点私学にはPTAがありませんから、学校の方針でお任せできる良い点があります。
それから、私学のは退学処分がありますので素行が悪くて周囲を乱すようであれば、退学処分となります。
こう言った子達が居ると問題がたくさん増えますし、学校に時間を費やす事にもなります。
だから医者家系に私学は多いのだと思います。
決して裕福だからでは無くかなーり頑張って背伸びしてます。

かなり話それましたが…(笑)。

先程のリンクの記事を読んでいただいておわかりのとおり、一切の実験は捏造であったこと。

つまり、国内における公式な副作用検証の実験は全て否定されたことになります。

正直公費を投じて、厚労省から予算を使っている検証なので、もう少し真面目にやって欲しかったっです。

と…言う事で皆さん。
子宮頸がんワクチンは積極的に接種しましょう。
そして子宮けいがんを無くして行きましょう。もちろん定期検診も必要です。
ダブルチェックで限りなくゼロに出来る疾患と期待されています。

きちんと接種していきましょう。

現状接種を遮る理由は一切否定されています。

かと言い予防接種にはどんな予防接種にも副作用被害は存在します。
問診票と問診には性格に答えましょう。

しかし、副作用被害の恐怖を植え付ける為に捏造なんでもありのようです。
出元のデーターや画像、動画などはきちんと確認する必要がありそうです。

もう、やっぱり思うのは、テレビの情報は嘘ばかっり。
データー捏造、画像の都合良くカットは当たり前。

食べると言うこと

「いただきます」…。

この言葉の意味。
「命をいただきます」と言う意味をも持ってます。


肉、魚、野菜、加工食品、全て命あるものをいただいてます。

肉は牛、豚、羊、馬、鳥を殺し食べています。
勿論人が食べる為に飼育されていますから当然の運命と言えばそうなります。

魚も同じ。魚は食物連鎖とは言え、別に人間だけに食べられる為に生まれて来たわけではない。

野菜も同じ…。

畜産家の方はこの気持ちすごく良くおわかりになると思います。


「命を大切に」


言葉では軽く言えます。いくらでも言えます。
授かった命…どんな命も大切で無駄な命はこの世に一つも存在しない。

私、NICUと言う現場で救えない命たくさんありました。
生後一時間で死亡診断。
もう生まれる前からお空に旅立つ事がわかっていて生まれて来る命。

命には全て意味があります。

救った命を医者はそんなに覚えてません。
救えなかった命の顔、姿を目に焼き付けて日々必死です。


テーマに戻ります。
命と食です。

ものすごく極論ですが、食は命をいただく事。
だから絶対に無駄にしてはいけない!。

命を真剣に考える…それは患者を救うことだけじゃない。
まずその命に対する意識は必要だと思う。

自分の分として盛られた食べ物を極力残さない。
食べ物を無駄にしないと言う気持ちをもつ。

食は命の源であって、食そのものが命である。

私は戦時中を生きた両親に育てられました。
ですからこの食べ残しにはとても厳しくしつけられました。

父も母も、「命を無駄にしない」とは一言も言いませんでした。
しかし、生産者の気持ちになりなさい。お米1粒に1年の歳月がかかる、
丹精込めて育てられるだから残さないこと。

無理矢理食べる事を強要しているわけではなく、その意識が必要なのです。
残してしまった時には申しわけ無いと言う気持ち。
私達は命をいただいているのですから…。

「お米の粒を1粒たりとも無駄にしてはいけない」と育てられた私のぼやきでした。

特に小児期は、身体の発育に大きく影響します。

そして栄養もバランス良くきちんと取るようにしましょう。

子宮頚癌ワクチン副作用被害提訴

ども、ども…
富士山の裾野、青木ヶ原樹海からラスカルです。

雨が降ってますますが、余りに気持ちが清々しいので、帰るのやめてしまいました。

さて本題

子宮頚癌ワクチン副作用被害の方々の一部が国と製薬会社を相手取り、損害賠償請求を提訴しました。

私、疑問だったんです。
何故それをすぐにやらないのかな?と…。
私の中ではものすごくクエスチョンだったのでした。

くどいようですが、副作用被害と科学的根拠は全くむすびついておらず、恐らく棄却されると思います。
理由は、科学的医学的に因果関係を立証出来ないこと、ワクチンには一定数の副作用発生率がある事を告知してから接種していること。
これがなければ、勿論アウトですが…。

全ての予防接種に言えます問診票は正確にお願いしてます。
ここは接種後の副作用と深く関わります。

とは言え、民事裁判に勝ち負けはありませんし、私が審判することではありませんから、判事がどう判断するかになります。

日本は、完全なる法治国家ですから、司法にそぐわない判決は出ません。
そこは、韓国や中国とは違います。
感情で判決が動く事はありませんし、世論でも動きません。

ここで皆さんに勘違いして欲しくないのは、提訴は国民の権利ですから、提訴されたからと言って、それが誤りと言う事ではありません。

日本人は良く裁判になるともう悪のような扱いをしますが、それは違います。

仮に刑事事件でも、無罪になることもたくさんありますし、民事に関してはかなりの相当数原告請求が棄却されていると言う事実を知って欲しいです。
また、民事裁判は反訴と言う制度があって、いわれのない提訴をされた場合、逆に提訴する反訴と言う制度もあるのです。

だから、裁判やればいいと言う話でもありませんし、提訴する以上、必ず反訴を見越して提訴する心積もりは、民事訴訟には必要です。

ただ、子宮頚癌ワクチン副作用被害に関しては、なんでやらないのかな?と、逆に私は本当に不思議でした。

東京都日野市議員ね代表を務める「子宮頚癌ワクチン副作用被害の会」と言うのがあります。

この会、接種の即時中止ばかりを訴えてます。
本来被害者会ですから、被害者の方々にバックアップしていくのがメインで、即時中止は別の役割ですよね。
何をしたいのだろうと思っていました。
当然この被害者の会が先頭に立ってやることが、この民事訴訟だったんじゃないのかな?と思ってました。
ため息ため息でした。誰のための被害者会なんだろうと…。

副作用被害を減らしていくのは、報告をする私ら医者と製薬会社の役割です。
副作用被害の会がやることではありません。

それと、前癌状態を作らないと言うことが科学的に立証されている以上、接種中止ありきで議論するのは間違えです。
どうしたら継続出来るかが本来の姿であると思います。

日本は近年、風疹症候群の大ブレイクを起こしました。
先進国としては、有り得ない、あってはならない感染症の流行です。
それは何故ならワクチンで予防が可能で、この風疹症候群の出現を限りなくゼロに出来るからです。

その原因となったのが、今回の子宮頚癌ワクチンと同じように、副作用被害が問題視され、一時的に風疹の予防接種を中止した事にあります(初期MMRワクチン)。
その世代が丁度今出産適齢期に達しています。
無論風疹に対する抗体価は低い方が多いのは当然です。
この件も検証した結果、因果関係はない事が確認されました。
しかし、やはり中断期間が長すぎました。

子宮頚癌ワクチンは積極的に接種して行きましょう。
子宮頚癌ワクチンが発症した時の存命率の方が低いです。初期で発見出来る事はまずありません。
子宮頚癌ワクチンと定期検診の併用が重要になります。

子宮頚癌の定期検診率は驚きの低さです。
やはりとても面倒なのもありますが、デリケートな場所でもありますから、受診率は極めて低いです。

どのような場面でわかるかというと、出産です。

その時には既に進行しており、時には出産か治療かの二択を迫られる事があります。

お母さんはがん治療をせず、出産を優先されお母さんだけが旅立たれるケースを私は何度も見て来ています。

一年間に3000人弱の方がこの子宮頚癌でなくなられており、以前は高齢の方が多かったのですが、最近では若年化しています。

優柔不断の我が国の厚労省が一番どうしょうもないのですが、各医学学会では接種を推奨しています。
それだけこのワクチンは重要なのです。
どちらでも良ければこんなに頑張りません。

このワクチンの効果をよーく考えましょう。



闘病を報じるマスコミの姿勢に疑問

ども、ども、ラスカルです。

佐々木健介ご夫妻(北斗晶さん)の時からおもってました。

市川海老蔵さんの奥様に関する闘病に関する報道。

記者会見までしてくれて、当事者はそれだけでも胸が張り裂けるような思いなんですよね。

その後、市川海老蔵さんから
…周囲にご迷惑がかかるので、取材や張り込みは止めて下さいと声明も出ました。

マスコミ、メディアはなんでこんな心無い事を平気でするのでしょうか。
そして、それを観る視聴者側にも問題があります。
皆さん逆の気持ちになってみて下さい。
自分の病状を詳細に第三者伝えられる事が嬉しいですか?。

私ならば家族にすら言いたくないです。

病院ではマスコミ、メディアの侵入を徹底して防ぎます。だからかも知れませんが、とにかく取材攻勢が酷い!。

あなたが当事者、患者になったとしたら、自分は病院又は通院の状況下で、病院の玄関前、自宅、実家、親類の家宅近くでの取材。
ものすごく嫌だと思うんです。

マスコミはこの体質ずーっと変わりません。

今から49年前になりますが、通称「和田事件」と言うものがあります。
当時札幌医大の胸部外科教授であった和田寿朗医師が日本初の心臓移植手術を行いました。
術後はマスコミは大賞賛の報道合戦。
ところがこの移植を受けた患者さんが亡くなります。
すると今度マスコミは、この移植手術は不要だった。人体実験だったと今度はバッシング大会。
その報道に煽られ、愛知県の漢方医が告発を行い刑事事件に発展していきます。

当時はテレビ、ラジオ、新聞はすべての情報源でしたから、このようにマスコミの意向が民意となり、世論となり、関わる親類関係者は日々マスコミの取材攻勢にあいます。
余談ですがこの事を機会に日本の臓器移植手術は30年遅れたと言われています。

今はインターネットがあります。
マスコミ、メディアがどんなに偏向報道をしても化けの皮がはがれますが、60歳以上の方々は殆どインターネットを使いません。
つまり49年前と変わらないのです。

そして選挙に行くのはこの60歳以上の世代が中心。
ですから、この世代に偏向報道を刷り込むので、日本共産党が表を伸ばしているのです。

だから、皆さんきちんと選挙に行きましょう。
きちんと政権にジャッジしましょうね。

話し戻します。
患者と患者家族が一番辛いのです。
それを掘り下げるような報道は、それが例え芸能人や公人出あってもやめていただきたい。
良くなるものも良くならなくなります。
周囲の関係者まで追い込むのはやめて欲しい。

二次的な患者を作る事になり、精神的な追い詰めは人を狂わします。

そして何より負担が増します。

本当に過剰報道、過剰詮索。やめて下さい。

もっと人の心を忘れないで欲しい。
あなたが良ければ良い訳ではない。
「相手の真の幸せの為に今自分に何が出来るか!」

そこを考えて下さい。

私からの医師として、そして一人の人としてのお願いです。

闘病で一番頑張っているのは医者じゃありません。患者本人です。
それを本気でみなさん考えましょう。

食中毒になりやすい季節到来

今日は昼間は暑く、夜は涼しい関東でした。

この時期はすごく中途半端な気温で、食べ物保管に油断をしてしまいます。

冬場から中々頭が切り替わらず、「まだ大丈夫だろう」が、大変苦しい思いをしてしまったり、間違えれば命に関わるようなケースも出て来ます。

真夏と同じ気持ちで食中毒予防対策をしていきましょう。
慎重になりすぎる位が丁度良い季節です。

良くあるのが、カレーやシチュー等の煮込み料理。
常温保存はもう危険です。再加熱をしっかりしてから食べるようにしましょう。

それからお弁当等も同様に、保存に注意しましょう。

食中毒は重大な後遺症を一生残してしまうようなケースもあるので、梅雨入り前後のこの時期もキッチリ予防対策をしていきましょう。

子宮頸がんワクチンをキッチリ再開しないとダメ

おはようございます。

余りにブログが放置でさすがにこれはいかんと思い…

いやいや、そんなんじゃないんです。
本当におっさんはひっくり返りそうになったんですって…。

野良たぬき…
じゃなくて…間違えた

そこのへんのラスカルは本当に驚いたんですよ!。
近所の小児科で「子宮頸がんワクチンの予防接種お願いします」と、野良たぬきの娘の接種をお願いしようとしたら…
「うちでは子宮頸がんワクチンの接種はやってません…」と来ましてね…

野良たぬきはビックリした訳です。

「政令の定期接種ですよね?。他のワクチンはやっているのに??」

「厚生労働省より積極的な接種は控えるとの通達が…」と来たので、

「小児科学会や産婦人科学会など15の医系学会からワクチン積極推奨が出てますが…」

「とにかくうちはやってないので…」…(詳細な説明なし)

野良たぬきは驚いてしまいまして…

ここで、まあその開業の先生の信念はあるのかも知れません。
積極的な推奨を国がお墨付きでするまではやらないと言う信念。
(ちなみに私はこの先生に対して、個人的には信頼してますし好きな方ですが、この考え方には全く賛同しません。どれだけ疫学の勉強が足りないんだろうと心の底で大声で言いたいです)

この出来事の中で、「それダメー!」が、大きく3つあります。

まず一つは、厚労省がいつまで経ってもハッキリしない事。

もう一つは、副作用被害事例を精査できない接種を積極的に行わない医者が少数いる事。

最後に予防接種の趣旨を理解して、子宮頸がんワクチンが何故必要かをまとも勉強せず、学ばない接種対象の年齢となっているお子さんの親御さん方とその子達です。

予防接種とその副作用は、子宮頸がんワクチンに限らず全ての予防接種にあり、子宮頸がんワクチンによると見られる副作用を事例別に精査すると、他の予防接種と然程その率は変わりません。
(単刀直入に申しあげて子宮頸がんワクチンそのものに由来する副作用は他の予防接種と変わらない)

ここで注意して欲しいのは、ワクチン以前に体に針を刺すことで起きる副作用は一定数元々ある事。
子宮頸がんワクチンの接種対象年齢となる思春期は、元々心身的要因で様々な事が起きやすい時期である事。
たまにワクチンに微量の、水銀、防腐剤が入っているからワクチン全部が有害のように仰る方がいますが、そもそも人体には微量の水銀が元々あり、それがヒトの細胞を構成する物質の一つである事。
防腐剤がないとワクチンは保存が難しくなり高価すぎるものになってしまうこと。

あと、良く言われますが…
「何故女子だけか…」これ?…ただの大人の事情(予算的な)問題で最低限どこまで公費で負担したら効果が得られるかだけで、女子のみ接種とされているだけで、日本以外の国では男子も接種対象になっている国もあります。
だから、本当は男子も必要なんです。ただ公費も無限ではないので、まずは…と言うところです。
実際、風疹と麻疹(はしか)の混合ワクチンも以前は女子だけでした。

色々なマイナス要因を陰謀論的に持ち出す方がいらっしゃいますが、それはそれぞれ事情と理由があります。

情けない話ではありますが、我が国の健康保険制度は、まだまだ予防医学(病気にならないための医学)には対応していません。
そこで別途予防医学に対して、予防接種を公費(税金)で行って、切迫する健康保険からの拠出金を減らして行こうと言う施策です。

日本はこの健康保険制度があまりに充実するが故に、予防医学に感心が向きませんが、病気を治すことよりも、病気にならない医学はさらに大切です。
本来ここに健康保険が適用されるべきでしょうが、現在のところそこまで及ばないのが実情です。
それだけ健康保険からの医療費の拠出はすさまじい金額なのです。

みなさんが窓口で払われるお金は、医療費の3割から1割。
その残りを公費で払っていますし、高額な手術や医療費に関しては別途税金から補填されています。

つまりこのあたりギリギリのせめぎ合いの中にワクチンによる病気の予防はあります。

ですから、都市伝説のような「ワクチンで人口をコントロール」とか、「ワクチンは有害」、「ワクチンは逆に感染を拡げる」等と言った事は絶対にあり得ないのです。

話を戻し子宮頸がんワクチンの話ですが、
「小児科学会」「産婦人科学会」等各医学系学会では、「子宮頸がんワクチンの積極的接種の再開に対する提言」を正式に声明として出しております。

これは、決して製薬会社からの賄賂でもなく、純粋に防げる病気は防ぎたいと言う私達医師の大多数の意思に基づいて出されています。

言ってしまうとワクチンは病院の規模が大きくなればなるほど管理が大変で利益がなく、管理が大変面倒になります。ですから良く大きな病院では自費負担のインフルエンザワクチン等が市中の医院より割高になっていることが多いのはその為だとご理解下さい。
ですから予防接種は極力かかりつけで接種して下さいね。

最後に…
子宮頸がんワクチンの接種をやってないと言われたら、やっている医療機関を探して、かかりつけで接種していなかった事を話せば快く受け付けてくれます。
是非子宮頸がんで亡くなる若年層の女性(定期検診率がとにかく低いので、妊娠出産のシーンで発見されることが多いです)が増加する中、年間3000人近くはこの子宮頸がんで亡くなる事実があります。

結構な数です年間3000人…

副作用被害を心配される方、またその副作用被害にクローズアップされてそこだけを見て叫ばれる方…

良ーくその数字と確率を考察されて再度判断されるべきと思います。
感染症と言うのは予防抑止がとても重要でおまじないでは防げません。

接種を差し控える医者へ一言…何故自分は医者になったのかを医大の頃のピュアな気持ちで考えて」みましょう。自ずとこのよろしくない状況をどう自分が判断しどう舵を切るかわかるはずです。
ろくに患者を診ていないおじいちゃん医者の講演をあなたはどう判断したか。優柔不断の厚労省に対して自分が如何に社会に対して責任有る役割を果たせるかじゃないかと思うのであります。

以上今朝の野良たぬきのぼやきでした…。
「たぬきじゃないよ!アライグマだよ(笑)」

ようれんきん感染症(溶連菌感染症)

こんばんは…。

溶連菌感染症で、スーパー高熱のでているラスカルです。

この溶連菌感染症…正式名称は(溶血性連鎖状球菌感染症)と言う、中国語の様に漢字攻めされた名称を略した呼び名です。
正確にはいくつかの型が存在します。

共通して言えるのは、一生に何度でも感染します。免疫抗体が獲得されることはありません。
症状としては、痒かったり、赤い発疹が出て来たり、もしますし、この様に熱が出たり(そんなに出ない時もあります)、喉が声が枯れるほど腫れたり、舌がイチゴ状(いちご舌なんて呼んでます)になったりします。
素人では判断が難しいしいですし、この病気私が中学生位の頃にやっとこ抗生物質で治療する方法が始まり、今は良いお薬がありますので、きちんと飲みきれば治ります。

ただし!。
この溶連菌感染症を甘く見てはいけません。

私、中学2年の時「関節リュウマチ」と診断されました。
原因はこの溶連菌だったのです。

当時はまだ療法が画一してませんでしたので、成長期と重なり関節の痛みを訴えても誰も理解してもらえず、かなり苦しい思いをしました。

そして、当時の養護教諭に「溶連菌かもね」と言われ、紹介された病院に行き治療が始まりました。
この頃バレーボールをやっていましたが、顧問にも理解してもらえず、悲しく退部した思い出があります。
最初は激しいトレーニングが原因かと思った位です…。

なんでこうなるかを、本当にざっくり説明すると、喉などからこの溶連菌が血液中に入り込みます。
本来ですと免疫作用によって撃退されるのですが、この溶連菌…感冒症状が治まってもしつこく体内に残ります。
(発症直後は1日の学校等出席停止となります)

ところが、問題はその後です…。
ほとんどが排菌されていきますが、残ってしまって、私のケースのように、関節に滞留したりすると、関節リュウマチ」を起こしますし、心臓の弁に滞留すると心臓弁膜症なども引き起こしてしまいます。

今では本当に良い薬が出来て、まず上記のような重症化ケースはあまり見なくなりました。
注意していただきたいのは、この感染症…比較的幼児から小学校低学年の病気と認識されているようですが、そんなことはありません。
小学校高学年から高校生位の成長期に、成長時の関節痛に紛れて、気付けばちょっと大変な事になるケースがあります。

…感冒症状が治まった後、中々節々の痛みが引かない、だるい、これらが数日様子をみて治まらない時は、再度受診してください。
どんなにいい薬があっても、診断して治療しなければ意味はありません。

昔は半年も1年も通院しましたが、今は数日間抗生物質を飲み、その後完全に治癒を確認する受診だけで、大体回復します。

そして、市中の先生方にお願いです。
溶連菌の確定診断が出たときは、適切な抗菌剤を必要量「必ず飲みきってください。」と服薬指導をお願いします。
それは…と思う系統の抗生物質を処方されているケースを良く見ますが、それを出すなら出さない方が良いと思われます。
耐性菌を増やすような事はやめましょう。

確かに溶連菌は、その大半が予後は良いのですが、万が一を考え、適切な系統の薬剤投与をお願いします。
(もー、びっくりするような抗菌剤出て来たりして、時々腰が抜けてる私でした)


あと皆様、感冒症状が出たら仕事は休みましょう。
一人いなくても組織はなんとかします。「タコ」とか「イカ」とか「這ってでも来い」と言われても、「感染させてしまうので!」ときっぱりお休みしましょう。

頭痛いからこんなもんですね…。

溶連菌…症状が治まった後がくせ者です。しっかり治しましょう。

手洗いしっかり♪

インフルエンザ流行が加速してます。

ノロウイルス(感染性胃腸炎)も…、溶連菌も増えてます。
衛生的なきちんとした手洗い徹底しましょう。

詳しくは東京都感染症週報2016年4週をご覧下さい。


余談梅毒も減らないですね…。

ながーい92時間

ながーい92時間…。

途中よだれたらしながら座位寝したり、電車の移動時間で寝たり…。(92時間中4時間位はそんな感じ)

連続勤務は終わりました。

わかったこと♪。お金より時間は大事だと言うこと。

あと、若者は眩しかった。

おっさんももっとギラギラしたる!と思った。
(体脂じゃなく)

あと、爆笑は一日一回したいなと。

突入前に献血して来ました。
次は2月14日予定。その後は渡航してきますのでしばし献血お休み&年間最大回数制限にかかります。

本当は気が短いけど、大人気ないから

ごく稀に総合診療に入ります。
(時間外や外勤ですね)

私の入院時からお付き合いしている患者には居ませんが…。

怪獣「ワクチンイャー」が、ごく稀に出没します。

そんな怪獣「ワクチンイャー」が、まさかまさかの追跡外来で登場。

もう~!。もう~!。
私がんばったよ。
10分喋らせて、15秒で決めたもんねー。
(その間ワクチンイャーが喋っている間は、聞き逃しないよう、頭回ってましたが…。どうしたらそうなるのか、遡上読みして頭回転)

もうさ!…。
ネットの反ワクチンは害です。

点と線が全然繋がらない理屈、理論なんですよ。

繋がりでものを理解するのが苦手な、暗記万能タイプなんですよね…大体。

水ぼうそうワクチンの拒否とか、無理だから。

あの…
私、ドギツイ事を条件と状況が整うと、機関銃のように吐出します。

質問と話を聞こうともしないは、全然違うからね…。
あと、自分の意志は、自分が責任とれる、理論がきちん矛盾なく説明が出来ること。
これ最低条件。


さて今日は帰ったら、おっぱいプリンとアイス食べるもんね。

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いじめの始まりと排他的

会話中に「普通はさ〇〇〇じゃない?
「〇〇〇さんって普通じゃないよね」…その他色々。

きっとこの言葉にいじめの元凶があるのかな…?と思うときがあります。

私も、会話の中で良く言ってしまう言葉ですが、「普通」ってなんでしょうね。
何を基準に「普通」なんでしょう。

私、多分皆さん知らないと思いますが、
こっそりお伝えすると、電車が大好き鉄道マフィアです(マニアだよ!)。
ここだけの話ですから、世界中の方に内緒ですよwww。

その鉄道での「普通列車」の英語表記は「local」ですが…(これも違うだろと思いますがw)。
まあ、いいとして…
大抵各駅停車を指してますので「all stop」の方が通じやすいのかな?と言う気がしてます。
確かに普通と特急しか無いような地域では、普通の列車と言う意味になるでしょうが、何か変?。
きっと「normal」も不思議な訳になりますから、うーん悩みます。
やはり「local」で適正なんでしょうね。

もっとも日本の私鉄のように、種別があそこまで多くなると…、英文表示が各社それぞれになってます。
まあそれもいっかと…。

ベトナムの英語の堪能な友人が、「無理あるよね…」と言います。
(私もそう思うんです)
そもそも彼にとっても母国語ではありませんから、お互い???状態です。


話戻します…
このように、電車であれば、大体…各駅停車かな?とか勝手に思いますが、

人に対して言うと、
この普通の幅…、人が決めるべきじゃ無いと個人的に思います

この普通の思考の中心が、平均的な中間とした場合なのかなとは思いますが…。

「自分が出来る事は…。皆が出来る事は…。絶対誰でも出来る…。」
この思想…いじめの原点な気がしてます。

人間って人それぞれで、秋刀魚の水揚げぐらい、個々に大きさが微妙に異なりますし、個人差あると思うんです。

しかし、人間はさんまじゃありませんから、もっと幅が広いです。

例えば、子供たちの学校でいじめの始まりは実は些細です。
単に個性が強く、上手に自分を発揮出来ない子…。
我が国は長い年月護送船団方式で来ましたら、良い意味で団体行動を大切にしてきました。
でも、この団体行動はすごく良いことではあるんです。

いけないのは、この団体行動をするために、いわゆるそこに載れない人を引き上げて上げたり、導いてみたり、そう言った事の集合体が、本来の形であるべきなのですが…。

不思議な事に、出来ないから駄目な人…。
要するにこの列からはみ出た個性を、たたく性質からいじめが始まる国柄なんですね。
「出る杭は打たれる」なんてことわざがあるくらいですからね。
ここ変えないと、この国からいじめは無くならないです。

良い方に出てもうたれますし、悪い方に出てもうたれますし…。
要するに、目立つ(良くも悪くも)と、いじめられますし、正論言うといじめられます。

私の本心…「なんだその変なのは!」です。

とりあえずは、「それは〇〇〇〇だから違うんだよ!」と、指摘してあげて、わからなければわかるまで言い続ける…これしかないと思います。
(根気要りますけどね…。悪意のあるものとどう切り分けるかも難しいですけど)

良く子供の世界のいじめは問題になりますが、
大人の世界でも、職場、近所、ネット上、様々ないじめは、ありますよね。
このいじめの定義も曖昧ではありますが、この大人のいじめが無くならないと子供のいじめは絶対無くなりません。

「気に入らないから…」。
そんな理由で無視をしたり、色々陰湿な大人のいじめってありますよね。

一昔前は、公園デビューとか…。
職場だと、気に入らない人には徹底的に冷たく当たったり…。
(ビジネスなんだから大人げ無いことやめましょう)
あと、クレーマーも駄目ですよ。
クレームを言うときは、相手に罵声を浴びせず、落ち着いて、こんこんと、対応いただいてる方に思いやりを持って話しましょう。その人にも立場はあります。
たとえそれが当事者であっても、自分の利益だけではなく、お互い立場を思いやって会話出来るのが本当の日本人の良さなんですよ。

それを見ていた子供は、当たり前のように無意識にいじめを継承してしまいます。
立場が強ければ徹底して相手に罵声を浴びせます。

不満をきちんと議論出来る」これがいじめを無くす即効的な方法かと思います。

実はこの良かれと思う、言いにくいとか…、逆に何を言っても良いは、いじめを生むきっかけなのかも知れません。

自分をしっかり持つことはとても重要です。
でもそれと、他人を受け入れない。意見の違う人を受け入れない…。
それも違うと思います。意見の違う人ほど大切にしないといけないと思います。
(正論ですが、正論で終わらしてはいけないと思います)

なんか、今日もまとまりの無い文章ですが…。
うーん。日本からいじめは無くならないと思う。
何故なら、一番いじめをやってるのは大人の世界だからです…。

※でもね!。内海聡医師と近藤誠医師は、あれはわかってやってますから、どんどん指摘していきましょう。
それから、中国、韓国人にはこれらの常識は通用しませんので、あちらの常識に合わせてやり取りしないと駄目です。
中国は上手く利用する。
韓国は無視する…。これが一番かな。

韓国は伊藤博文が大韓自立国家を目指して努力し、福沢諭吉がハングルを普及させ…。
中国の漢字はほとんどが日本からの逆輸入です。その証拠に彼らは漢字を簡字体と言う書き方をします。
歴史は、複数の国の歴史を組み合わせると真実が見えるんですよ。

ハチミツは自然のワクチンじゃない!

まずは、Twitterから見つけた。
朝食のパンがこれを見た瞬間、口から噴射されたツイートから…。

https://twitter.com/shibaraku2012/status/685960356376621056

いやー。
その噴射したパンにもハチミツ入ってましたが、おいしいパン勿体ないじゃん…。
(それは吹き出した私が悪いのでいいとして)

一応、事前にお約束のお断り文面から…
我が日本は、民主主義により言論の自由は保証されてます。ですから何を言われても、発言責任持てるなら構いません。

ですが…!こう言う、
万が一真に受けてしまい実行したら、人の生命に関わるようなデマはやめてください。

重要なので念押ししますが、
1歳未満の乳幼児には、ハチミツ(蜂蜜)は、絶対に与えないでください。
また術後、処置後等で体の免疫作用が著しく減退している状態にあり、主治医から摂取をしてはいけないと言われている場合は、絶対に摂取しないでください。image
セブンプレミアム
ハチミツの注意表記
































imageブルーベリーハチミツの
注意表記


















image
純国産ハチミツの
わかりやすい表記
















最後のハチミツの注意表記がとてもわかりやすいですが、理由はそれです。

ハチミツに含まれるボツリヌス菌と言う成分が理由でこの様な表記がされてます。

ちなみに医療の世界で、顔面痙攣の対処療法等で扱われますが、劇薬扱いします。

これだけ親切に、万全を期するために表示されていますので、
「自然のワクチン」と言う解釈はどうしてもありえませんので、強くお伝えします。

元々の出元は、またあの問題漫画「美味しんぼ」のようですが、あの…
あの漫画ですが、真に受けないようにしてください。

今日の一句「命に関わるガセネタはやめましょう」

そして携帯電話の無い世界(紛失)3日目…。結構充実してます。
(携帯に縛られない方が好きかもしてません)
予定では、明日で携帯のない日は終わりです。明日最寄りの警察署に届く予定(笑)。

子宮頸がんワクチンに対する私の一貫した見解

こんばんは、となりの小児科医ラスカルです。

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携帯亡くして不便ですが、ちょっと懐かしい生活を送っております(笑)。
思えば昔は携帯電話もなく、私が初めて仕事をした頃は、ポケットベルで番号しか出ませんでした…。
こんな生活もいいかなと、思ったりしてます。

本日は、某都道府県、某病院で臨時の当直をしているはずです。
(予定で事前にブログを書いて時間に発射しているのでどうなろかわかりませんが…)


Twitterのタイムラインで、子宮頸がんワクチンについて、また触れられていたので、改めて書きます。


私は、副作用被害報告が出始めた頃から、この子宮頸がんワクチンの接種を中止、又は見合わせと言う発想は全くもってませんでした。
私の過去ブログを読んでいただくとおわかり頂けますが、ワクチンに対する私の考え方は、とてもシンプルです。
過去ログ 
    

ワクチンの適用条件
ワクチンの効果>副作用リスクの確立

それから…

ワクチン効果による有益性>副作用発症による不利益

これ以外、これ以下のなにものもありません。

良く、ワクチンは製薬会社の陰謀と仰る方がいますが、製薬会社は予防薬やワクチンを必死に生産販売するより、治療薬をたくさん発売した方が利益になるはずです。

もうちょっとさらっと、深入りすれば、薬は開発の研究費が価格の大半を占めます。
治療薬はある程度完成してしまえば、あとの生産はとても安価に作れる薬が多いです。

しかし、ワクチンはどうかと言うと、特に今が旬な「インフルエンザワクチン」ですが、毎年毎年内容が変わります。
これは、インフルエンザのウイルスの形は、変異が早く、毎年毎年、その年の流行を予測して作り直していきます。
同じものを毎年作る事は出来ないのです。
無論、ワクチンの方が開発に手間も費用もかかります。

「ワクチンの方が高い」と仰る方もいますが、それはワクチンは全額自費だからです。

治療は、3割から、未就学児は2割、一部1割負担となります。(自治体のこども医療費手当をのぞく)
実際には、あと、7割から9割健康保険から負担されてます。それを無料とは思わないでください。
みなさんから集めた、健康保険料と税金でまかなわれています。
健康保険は相互助け合いと言う考え方に基づき運用されている仕組みです。

話戻します←。

私は当初から、子宮頸がんワクチンの副作用被害疑いを軽視したことは、1度もありません。
しかし、それが、被害者会の方々が訴える「予防接種即時中止」の理由には全然ならないと確信しています。

また厚労省が「予防接種の積極的接種を控えています」と言う、曖昧で…じゃやめておこうとなるような喚起を激しく批難してきました。
(こんな言われかたしたら、医学知識のない方や、中途半端に疫学の知識を持たれている方々には、じゃ暫く控えようとなるのは当然です)

子宮頸がんワクチンの公費負担は、自治体により若干差がありまが、概ね12歳~16歳までとそんなに長くない期間に、指定された間隔で3回接種します。接種完了に間隔を空けて接種しますので6ヶ月かかります。
つまり、学業もありますので、それほど接種期間に猶予はありません。

更には、子宮頸がんワクチンは、性交未経験の状態での接種をしないと完全な効果が期待できないと言う特性があります。
つまり上記の年齢がある意味ギリギリとも言えます。
参考に自費で接種すると1回2万円前後の価格設定です。

ワクチンの効果というのは、とても検証しにくい側面はあります。
天然痘のように完全に撲滅すれば、効果あったと考えられるでしょう。

しかし、ワクチン効果はこのように極端な効果を検証する事は中々できません。

この子宮頸がんワクチンは、はっきりと「前がん状態」(ガンになる前の状態)を作らない事ははっきりと、米国における大規模検証実験で明らかになっています。
言い替えれば、他のワクチンとは異なり、比較的検証が容易に出来ることから、検証実験が可能な範囲で最大限行われています。

そして、上記効果があることも確認されています。

そして、他のワクチンより重要性が認められ、比較的早く国内で承認された経緯はあります。
(それでも他の先進国よりはかなり遅めの承認です)

WHO世界保健機関も、日本での副作用報告を受けて、様々なデーター検証を収集してましたが、その公式発表は他のワクチンと比較しての、突出した副作用は無いことを宣言しました。
(WHOの発表は、その辺の無責任に報道する日本のマスコミや疫学をもう一度勉強して来いの勉強不足の医療関係者より発言に責任があります)



日本は承認薬による予防接種を受けて副作用が出てしまった場合、副作用救済制度があります。勿論予防接種副作用被害も対象です

しかし、予防接種受けなかった場合に発症した疾患に関しては救済制度はありません

この上記の二行大事なのでもう一度、

予防接種を受けて副作用が出てしまった場合、
副作用救済制度があります。

予防接種を受けなかった場合に発症した疾患に関しては救済制度は一切ありません。


日本語は難しので、もう一度意味を噛み締めてください。

予防接種を受けて副作用が出た場合、
副作用救済制度があります。

予防接種を受けなかった場合に発症した時は、
救済制度は一切ありません。
(つまり完全な自己責任となります)

重要な事をもう一度、
子宮頸がんは、初期発見率がものすごく低いです。

私達は、定期検診をしつこく根気強くお勧めしてますが、
受診率は先進国最低です。

そして、子宮頸がんワクチン予防接種を不要唱える方は、この定期検診で防げると言い切ります。

私は、出産後のシーンに良くご一緒させて頂きますますが、妊娠時の検診でわかり、出産時には処置手遅れ、と言うケースはたくさんあります。
結果、ママは赤ちゃんの出産と引換に、後に旅立たれケースをたくさん見てきています。

子宮頸部は女性にとってはデリケートな部分です。
ですからやはり、定期検診が進まない背景があります。

もちろん、ワクチン接種を受けていても、完璧ではありませんから、定期検診を必ず受けていただくように推奨してます。
しかし、それでも昨今定期検診の受診率は、上がっては来てますがまだまだです。

昨今、本当にこの子宮頸がんワクチンに関して、無知なブログ。
無責任に接種の即時中止を訴えてみたり。
目に余る記事を良く見ます。

私達医者にとって一番大切なことは、病気にさせないことです!。
今、接種を控えている先生がいらっしゃるとしたら、良く胸を手にあてて考えてください。
先生はどうして、医者になろうと思いましたか?。
疾患で苦しまれる患者が一人でも減ることが、私達の最大の喜びだと思います。
副作用リスクに対しても、真正面から向き合うことが大切です。しかし、その稀少数の副反応を回避するために、効果の明確に確認出来ている、ワクチン接種を中止するのはどうでしょうか…。
私は、それは違うと思います。
このワクチンの目的、副作用の発生頻度をきちんと明確に説明し、地道に接種を推進して行く。
それによって疾患が減ることが、喜びだと思います。

医者vs患者と言う一番最悪で、一番意味の無い構図は絶対作りたくありません。
無知識な者に負けない、専門家視点から、きちんと説明し、接種を勧奨していくのが役目だと思います。

私達は目的を、いついかなる時も忘れてはならないと思います。
そして情報提供して、その結果患者が判断するのであればそれ以上は必要ないと思いますし、それ以上は私らの役割ではないと思います。
ただ、患者は接種を望むのに、うちでは接種をやらない…これは違うと思います。

しかし、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は、定期接種と言う…(苦笑)。
政令ってなんだろうーと、思うのは私だけでは無いと思いますが、積極的な接種勧奨をすべきと私は考えます。

DCIM0043 (2)

この季節にね…

私の記憶が正しければ今は冬の真っ盛り。

暦の上では2月は「節分」で春ですが、もうすぐ「大寒」でもあります。
「大寒」は読んで字のごとく、1年で一番寒い日で、この日と「節分」が近いのは、暦は暦…まだまだ寒いです。

関東地方だけに限って言えば、昼間は例年に比べポカポカ陽気です。
夜は平年並みに冷え込んでます。

年末からノロウイルス、インフルエンザ、ちょっとロタもあったかな…。
ここの2週間で爆発的に私も診察しました。

年末年始は、年齢月例関係無く診察する機会がありましたが…、「ぎゃー」と言うぐらい、待合室に患者さんが時間外にもあふれてました。
(うちは、余程の事情がある限り以外はインフルエンザ治療薬は使わないと公言してるのに、「なんでインフルエンザの薬無いのですか?」と言われるんですよね…)

それで思った事、なんでその体調が悪い中来院してるのに、親御さんも含めてマスクして来ないのかな…
と、診察室に呼ぶ度開口一番言ってました。
「どうされました?。」…「じゃ何故マスクして受診しないのですが?」「言い訳は訊いてません!」と、すごく感じ悪いですが強く言います。

乳幼児はマスクをするのは厳しいかもしれません。
でも、付き添いの保護者の方はマスクしてください。ご自宅に感染を持ち帰らないでください。
家族や職場での小さな気遣いの感染防止が、大きな感染拡大を防ぎます。


そのERに、急性期の患者さんがやってくる可能性もあります。
救急車が入るかも知れません。

「自分から病気をうつさない!」

特にこの時期「冬期」ですから、注意をしましょう。

なんかですね、咳をゴホンゴホンしているのに、マスクも咳エチケットもしないで来院する人が多い事の、今更ながらショックを受けた私でした。

※勿論!。手洗いは最重要です。
帰宅したきちんと手洗い(幼稚園児でも出来ます!…むしろ大人が一番出来て無い)、喉が乾燥してますから、ガラガラうがいもして喉を潤しながら、簡易洗浄もしましょう。→イソジン(いわゆるヨードうがい液)はかえって咽頭を荒らすのでお勧めしません。
ちなみに毎日ヨードの入った洗剤で手をがしがし洗う私の手は、がさがさです。
これがデリケートな咽頭で…はあまりお勧め出来ません。

もし主治医がイソジンを出した折には…「出来たら違ううがい薬がいいです」と、医者に直接言いにくても、受付で処方箋を貰うときでも何でも言ってしまってください。
うがい薬の種類くらいで、怒る医者もいません…(笑)。

ただ、注意していただきたいことは、稀に必要なケースもあります。
(要するに効果が強すぎるので…)

もう、一つ…
空間除菌には、効果を示す科学的根拠はありません。
それどころか、国民生活センターが効果を認めないとの検証結果と、危険性の喚起をだしています。
まあ、私これが開業さんに置いてあったとき、目が点でした。
効果無いと言う言葉は使ってない報告書ではありますが、この報告書を読んで…「メーカー適当だな…」と、この適当の総合商社の私が思ったのですから、中々かなと…。

情報は一つの情報を鵜呑みにせず、総体的に自分から情報を取りに行き正確に判断する事をお勧めします。

正月らしいこと

初詣に二回行き…(それ、2回目初詣じゃないから!)。

教会に行き…(妙に長い時間祈ってた)。

お雑煮作って食べる。
(鶏ガラで出汁を取った、年越しそば用のスープが巡り巡り雑煮に変身)
部屋の中が鶏ガラの匂いで溢れてました。
(反射式ストーブ様々です)

野菜はいかにお手頃野菜を美味しく食べるか?。
気づいたら、鶏ガラなのにワンタンが投入され、味がうすいからと市販のめんつゆが入り…。
(あの苦労して洗った鶏ガラはなんだったのだろうかw)

今年は明日から平常運転ですね。

どうも正月気分無しでした。
(いつもの事かな)

1月はスタミナ使いそうです。

ここに来て、ノロウィルス、インフルエンザが大流行です。
あと、色々ポツポツ紛れ込んで重症疾患も…。

一応お伝えしておきます。
余程重症な症状、治りが悪い場合以外は、
ノロウィルスで来院していただいする処置は、水分の点滴(だけ)。
口から水分が取れて、元気に吐いて、元気にうんちブリブリしている時で、体力ある時は自宅で経口補水液(一般用はOS1等・乳幼児はアクアライトOSR等)で、水分をしっかり取り、飲んで出して飲んで出してをしていると、24時間程度で治まり始めます。
飲んでも吐くと言う理由は、逆にいつまでも体からウイルスが排出されない&脱水します。
ノロウィルスより脱水の方が命に関わります、水分は取り続けましょう。

インフルエンザも同じような事が言えます、とにかく熱があっても元気がある場合は、来院して長い時間待つより、自宅で、これまたきちんと水分を取って寝ている。
この方が良いケースもあります。
無理に来院しても余計に弱る事があります。

ただ、個人差ありますが、もうだめと思った時は、受診して下さい。
あと基礎疾患のある方(喘息や心臓の疾患などその他慢性的な疾患を方)も無理しないで受診です。
(しつこいですが必ずマスクして受診です)

熱が上がるのは、インフルエンザウイルスを攻撃するため、体温を上げて闘っている証ではありますので、元気な場合は寝ましょう。寝ることでウイルス撃退に集中してくれます。
(しつこいけど水分は取りましょう)

さて、1月は忙しく動き回ります。
公務、職務、プライベートはないですが、老体に鞭をうち、M全開で…(ちがうだろ)いきます。

色々風当たり強いですが、跳ね返して頑張ります!。

2016年はワクワクします。
(自分の中で盛り上がってみます)

お酒を一気に飲ませる行為

駄目です。

絶対お酒を無理飲ませる行為は駄目です。
「俺の酒が飲めねーのか」toka「付き合い悪いな」…「もっともっと…」

お酒はたくさんがぶがぶ飲むものでは無く、おいしいお酒をちょっと飲むのが私は好きです。
(ほとんど飲めませんけど)

今日、関東の某所で初詣に行きました。
突然前に並ばれて居た方が、座り込んでそのまま頭痛を訴えられ、そのまますぐそばの救急病院に搬送しました。

原因は、「急性アルコール中毒
問診しところ、初詣に来られる前にたくさんのアルコールを飲まれて来たとの事。
正直摂取量は…そうでもありません。
でも、この方昨夜寝不足で初詣来れている上に、朝から飲酒…。
どうやら自分の意思で飲んだわけではないようです。

調子悪いときは、大体本人自制します。

これから、新年会シーズン。
絶対に飲酒を強要しないこと!。
調子にのってたくさんの量の飲酒をしないことです。

普段飲めても、今日は飲めないケースもあります。

絶対に飲酒の無理強いはだめです。
滅多に成人は診察しませんが、その場面に遭遇したら私はすごく怒りますからね。

あと、電車の中でお酒臭くて気持ち悪そうな方が居たら、なるべく出入り口付近の椅子を譲ってあげましょう。
出入り口付近だと、扉の開閉で空気が入れ替わりやすく、酔いが気持ち冷めやすくなるのもあります。
(寒気がしてきてるとかなり危険な状態に迫ってます)
そもそもそこまで飲んだり、飲まされる事が駄目なんですが…。

お正月早々お酒で台無しにしないで下さいね。
水も同じくらいの量を飲みながら、お酒をたしなむのが基本です。
※正しい飲酒のしかた(参考)

さてさて改めまして、
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

咳、くしゃみは手で覆ってはいけない!

☆なんで、手で覆ってはいけないか…。

この動画を見て何か気付くこと…。普段普通にやってますね。

正しい咳やくしゃみの口のおおい方。

さて、この動画でも解説している通りです。
※英語のわからない人もジェスチャーでわかってしまうぐらいわかりやすいかなと思います。

どうして、手は駄目で、腕は良いのか…。

理由はシンプルです。
手のひら(手掌)は常に水分を蓄えてます、潤いが無くなると乾燥して痛いところです。
そこは、ウイルスや雑菌にも快適な場所です。
そして口から噴射された飛沫が剛速球で、霧のごとく空中に飛散します


 理由として

  • 手掌についたこれらの飛沫が元気なまま、他の場所に付着してしまうこと。
  • 手掌は、生活上必ずどこかに触れなくてはならない。しかし、手掌以外の場所で飛沫を防ぐ事でこの飛沫感染を防止することが出来る。
  • 手掌だと口から、射出される飛沫を抑えきれない。より確実に口を覆う必要がある。
  • 衣服(繊維)に付着させることで、沈着しやすく、かつウイルスや雑菌等の運動源となる水分を奪い動きそのものが鈍り、死滅させる事が見込めること。
  • 直接、周囲の人の口に触れる可能性を減らす事が出来ること。

等が上げられます。

勿論、マスクをしていても咳、くしゃみをするとき、上記の手掌以外の場所で口を覆うことは大切です。
咳、くしゃみは中々強烈なパワーを持ってますから、マスクを持ち上げて射出されることもあります。

出来れば、マスクの予備は特にこの時期ですから、持ち歩かれる事をお勧めします。
1枚か2枚、ジッパー付きの袋に入れて常に持参し、咳、くしゃみの発症が始まってしまったら、着用するべきでしょう。

☆外国人は何故そんなにマスクしないの?。
日本人のように、健康保険制度が拡充している国も多くはありません。
ですから、予防医学が個人レベルで進んでいます。
受診すると医療費が高額なアメリカのようなケース。
スゥエーデンのように高額の税金を担保に医療費が減免され、国を挙げて予防医学に取り組んでいるケース。
ですから、他人に遷さない、遷らないようにする文化がきちんとあります。

ところが我が国はどうかと言えば、感冒症状(熱、咳、くしゃみ、頭痛、腹痛)等で無理を押して出勤、通学するだけでは無く、マスクや咳エチケットが徹底されていないので、とにかく感染がひどい。
これが最大の理由かと思います。

ツイッターのBOTでも呟いてますが、「感冒症状をおして通勤、通学はとても迷惑な行為です」。
自己満足の為に何人もの方に感染させるのであれば、お休みして下さい。
そして症状が軽いときは、わざわざ病院を受診せず、まずは自宅で休息、睡眠をして様子をみましょう。
まずはそこからです。
(短期間に繰り返している時は、色々怪しい疾患も疑うので来院してください。
マスクして来院しましょう。←(これ病院受診時の絶対的マナーです))

症状が軽い状態で来院にされても、長い待ち時間や病院は決してきれいな場所ではありませんから、更に重度の感染症に暴露する可能性もあります。
寝れば治るもたくさんあります。
何でもかんでも受診すれば治ると言うものでもありません。
診察は手品ではありません。あら不思議!という風には即治癒はしません。

良く感冒症状やこの時期ですとインフルエンザの、証明書類を求める教育機関や事業所がありますが、正直申しあげて、診察の妨げになるのでやめて下さい。
治癒証明に何の意味もありませんし、そんな事より事業所で集団予防接種を実施して下さい。
集団で依頼していただく事で、単価が安く抑えられる事も数次第ではあります。
また、一部の保険組合等では補助金も出ているようですので、それを有効に使われた方が、治癒証明を取って感染制御されるより、何倍も効果があり、コストもものすごく下がります。
例えばインフルエンザでバタバタ長期お休みされた時の経済損失もきちんと考えましょう。
生産効率も下がります。そこを大きな目で考えられる事を私はお勧めします。
発症させない、仮に発症しても軽度で済む方が私は良いと思います。


それから、風疹の予防接種も事業所で定期的に行うべきです。
風疹はどんなに頑張っても抗体(予防接種の効果ですね)が出来ない人も一定数います。
これを社会全員相撲で予防するのが、一番効果があり確実です。

風疹は一件して単なる感冒症状に見えます。
ですが、まだ妊娠に妊婦さん本人が気付かれないような時期に、その妊婦さんが風疹に感染すると「CRS(先天性風疹症候群)」という、疾患になる可能性がとても高く、一生障害を背負って生きて行きます。そしてその子供は短命で一生を終えてしまいます。
妊娠初期であれば、あるほどそのリスクは高まります。

私は、医者ですが超能力はないので、妊娠初期の人に出会って「あ!妊娠してる」とは気付く事は出来ません。


何か問題が起きると、「すぐに政府がー」「医者がー」「病院がー」と、言う人がいます。
その前に,あなた自身が一人から出来る事が目の前に必ずあります。
人のせいにする前に、自分が出来る事は即実行して、「忙しいから」「時間がないから」と言い訳をしないことです。
病気の予防(感染防止行為「ワクチンの接種」「先の咳エチケット」「衛生的なきちんとした手洗い」)は、毎日食事をして、うんちするのと同じレベルで重要な事です。

忙しいからご飯食べないひと、忙しいからうんちしない人は居ないと思います。
ご飯食べないのは数日が限界ですし、うんちしないのも限界があります。
同レベルの話です。

ワクチン否定される方います。
※医療を一度でもかじった事ある人で、これを言う人間は、頭おかしいから病院いけ!。
(ワクチンはあなた自身だけを守る為にあるのではありません。そんな砂粒より小さな考えを持つのを止めて下さい)
思想は自由ですが、それによって被害被るのは困ります。→責任取れるならいいのですが。
病気や生まれつきワクチン接種が出来ない人も世の中にはたくさんいます。
(例えば白血病の患者さんは、水ぼうそう等の予防接種が出来ない上に、感染・発症した暁には、ほぼ死を意味します)
副反応がひどく、予防接種を受けられない方もいます。

だから、ワクチンは重要なのです。

さて、表題に戻ります。
「何故、咳やくしゃみを手で覆ってはいけないか!」。

様々な感染を拡大させてしまからです。
覆い方を皆さん今日から改める癖付けをしましょう。
咳、くしゃみをするとき手で覆うのは、昭和の遺物です。
間違いは改め、新しい科学的根拠に基づくマナーを実践していきましょう。

変わるのは自分自身、そうあなたからです。
自分が変わらなければ、何も動かないのです。

今年も終わります♪3

今年は公私共に色々あり、穏やかには過ごせない一年ではありました。

振り返ると忘れない一年になりそうです。

さて、初詣等で出掛けられる方にお願いです。

先日も書きましたが…

暖かくして出掛けましょう。

ただ
使い捨てカイロをたくさん貼りすぎたり、地肌に近く貼りすぎて、低温やけどに注意しましょう。

特に、お年寄りや新生児、乳幼児はお肌が弱いとか、温度を感じにくい、本人は寒がっても皮膚は既に低温やけど、なんて事もありますから、充分に使用に気を付けましょう。

あともう1つ!。
乳幼児に服の着せ過ぎに本当に注意です。

汗をたくさんかいてるのに、厚着をさせ過ぎは本当に注意です。
室内や電車内では当然暖かいです。車の中も暖まって来れば暖かくなります。

衣服は脱着出来る服装で、大人も子供も赤ちゃんも出掛けましょう。
脱水しますし、汗が冷えてよけいに体温が下がりやすくなりすぎてしまいます。

暖かい場所では上着は脱ぐ。
寒い場所では着る。

寒い地域では当たり前にやってる事ですが、南に行けばいくほど、それをしないので、余計風邪症状を発症しやすくなります。

衣類での体温調節はきちんとして、良い新年をお迎え下さい。

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20度の気温差。5

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気温がぐーんと下がって来ました。

空気も乾燥して来て、喉が痛くなる季節ですね。

そこでプチプチマメ知識口座です。


実は寒くなると、良く「冷えて風邪」「冷えて下痢」このワードをききます。
(夏でもありますね)

結果は間違えてませんが、これ正確には間違え回答です。


身体が冷えると、免疫作用がものすごく悪くなります。
寒い中、元気100倍アンパンマンの人はいないと思います。
走ったり運動して体温を上げ、爽やか元気だったりします。
(ちゃんと防寒はしましょう。身体が暖まったら上着は汗をかく前に脱げるように着物でしっから温度調節出来る方が良いです)

体温が高いと身体の免疫機能は高くなります。
昔の人は「身体を冷やさないように」とうまく言ったものです。
しかし現代少しこの方法を些か間違えてしまってる人が多く、赤ちゃんに汗びっしょりなのに、まだ厚着させているケースもあるので、これはトンデモなので、なんでダメかこれは後述します。


成人も小児も新生児も、汗をかく程の厚着は逆効果です。

内地の人に良くいらっしゃいますが、暖かい室内に入っても、上着を脱がない方。
→(これすごく良くありません)

具体的に言うと、汗は体温を冷やす為に身体が反応する機能ですから、これをやりすぎると、いくら着ても寒くなりますね。
あげく真冬の熱中(脱水)になります。

ちゃんと暖房の入った室内では、上着は脱いで適正な着衣でいましょう。
寒い外できちんと防寒するためでもあります。

赤ちゃんは、この温度調節が苦手です。
寒いからと、体を冷やしたらいけないからと言って、闇雲に服を着せるのは違います。
赤ちゃんをいじめないで下さいね。
(よかれと思ってやっても逆効果です)

体温が±1°違うと、身体の免疫技能作用がかなり変わります。
冷えてお腹をこわすのではなく、それによって身体の機能バランスが崩れる事により、何かに感染して発熱したり、咽頭が腫れたり、咳を出して体の中に侵入してきた悪い菌やウイルスを排出したり・・・。
当然、発熱すると言う事そのものが、感染症から身体が身を守る機能の他なりませんから身体が頑張ってくれてます。

実は、内臓を冷やさない事はとても大事なので、しっかり食事をしてバランス良く、ホメオパシーなんてしてないで、しっかり内臓が活動する食事をさせる事は大切です。
無論、きちんと睡眠時間を取る事、毎日毎日深夜に長時間SNSをしたりしていてもダメです。
タンパク質と言うのはすごく大切です。ただここ絶対覚えていて頂きたいのは、
「どんなに体に良いものでもそればかりを摂取していたら良くありません」

どこかの、サプリメントを販売するダイレクトセリングの会社で、
「マルチ栄養素!これだけで全ての栄養素が補える!!」
怪しいですし、あり得ません。

「このお茶でガンが治る!」。これも普通にあり得ません。
人の体は全員違います。
違って当たり前なんです。もうこれを「体験談」で推しているもの・・・完全じゃありません。

薬事法を意識して、健康食品会社も言葉文字巧みに来ますが、半分「へー」位できかないと、気付くと家中健康食品だらけです。
食事で足りない栄養分を補う程度で良いと思います。

昨日の沖縄と群馬県草津温泉の気温差は丁度20℃。
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東京戻って来てもそれなりにひんやりでした。

着衣で温度調整しましょう。着たら着っぱなし・・・、ヒートテックは暖かいです。でもヒートテック着てその上に更に体温調整出来ない着衣だと、暑いと思った時に一枚脱げません。

着物で体温、食事で内臓を冷やさない。

それから、大気の乾燥は咽頭にも、外皮にも厳しいです。
室内では暖房と一緒に加湿もビシバシして下さい。
結露するからと加湿しないと、中々体に厳しいです。
大変ですが、毎朝結露を除去する時間は仕方ないです。そういう所人力で行きましょう。
体を拭いたバスタオルを1枚寝る部屋に干すだけでもだいぶ違います。

少し調子悪いかな・・・と思ったらマスクしながら寝ると、結構喉が楽な事もあります。

インフルエンザの予防接種も行きましょう。
少し費用が上がりましたが、感染してお仕事や学校に行けなくなる事の方が機会損失です。
1日の時間を考えれば・・・。1日で日給換算だと結構稼げると思いますので・・・。

また、「赤ちゃんにこんなに服を着せ過ぎないで下さい」と言う季節が到来です。
薄着が良いとは言ってません。
着せたり脱がせたりが容易に出来る着衣が良いと思います。

いきなり大きな病院にいきなり行ってはいけない理由

ツイッターでの140文字の呟きで説明してましたが、無理あるので…別記。
(※本当に緊急性がある可能性場合の時間外診療は除く)

大学病院や都道府県の作る基幹病院の目的(高次医療機関)
①研究機関です。
②未来の医者を育てる機関。
→豊富な症例と医者の数は居ますが、必ずしも高度医療をすぐに受けられるとは限りません。
③市中病院(街の開業医さん、小規模病院)で、診断がつかない、治療が出来ない、検査が出来ない等の理由がある場合で、紹介する必要があると診断医が判断した場合の受け皿。

紹介制の病院で、紹介状が無いと診療費加算がある理由は意地悪でもなく、殿様な訳でもありません。
本当に必要な患者さんに
必要な高度な医療資源を集中出来るように切り分ける為にあります。

ここが理由なので、大きな病院を受診目的に「紹介状を下さい」と言う来院は止めて下さい。

開業医の先生も、高度な診断力や診断疑いを出来る先生がたくさんいます。
(元、現、大学病院等の高度医療機関の先生が開業されているクリニック・診療所もたくさんあります)

☆まずは、かかりつけの病院を持ちましょう。
☆やたらに毎回受診する医院を変えない事…。
☆不安な時は常にDr.ショッピングをせず、セカンドオピニオン外来を受診して下さい。

高度医療機関が混雑してしまうと、本当に高度医療機関を必要とする患者に迷惑がかかります。
高次医療機関は、外来だけではなく、病棟を主体としていますから、人材も時間も限られています。

補足でした。

インフルエンザワクチンパワーアップ

お久しぶりラスカルです。

先日、150回目の献血をして来ました。

一時期弱ってて出来ませんでしたが、献血出来るなら大丈夫!。

またガラス器の記念品をいただきました。
ありがとうございます。

記念品要らないから、血液製剤を少しでも安くして欲しいな。
それが私の本心です。

出来る事はしないとです♪。
現場では血液製剤をバシバシ使いますから、たまには自分が提供しても良いと思いました。

最近、B型肝炎の抗体価がワクチンを接種してもここ数ヶ月上がらず、また献血年間最大回数の制限期間を見て接種します。
(どうしたのだろうか…)


さてさて…
今年もインフルエンザの季節がやってきます。

今年からB型が二種類全てに対応するため、四種類のワクチン(4価ワクチン)になったので、予防接種の価格が少し上がりました。

しかし大半の医療機関では、値上げを最低限に抑えてますので、11月末までに皆さん接種しましょう。

インフルエンザワクチンは、あくまでも感染時の重症化を防ぐ目的です。
そこが他のワクチンと大きく目的が異なります。

インフルエンザワクチンは効かない説がありますが、私はこの論文を全面否定します。
それは発症させないワクチンと考えれば、効果は半分位かもしれませんが、重症化回避には効果を発揮しています。

予約してインフルエンザ予防接種へGO-です。
そして手洗いを徹底して、人混みではマスクです。
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暑い…「いい笑顔」

毎日暑さが本気を出して来ました。
何で沖縄より関東平野が暑いのか…不思議ですよね。
これは、地形的理由と赤城山と言う山の存在が大きく作用していますが…。

いつも、滅多に書かないブログを、たまーに気ままに書くと、読んでいただけてるんだなと感謝一杯になります。

共感、その反対、真ん中…それはどうでも良いです。
一読いただくだけで大変ありがたいのでお礼申しあげます。ありがとうございます。

テーマが「暑い」ですから、…熱中症と来そうですが。

色んな先生が書いてますから、外れます…。
(熱中症対策は水分補給だけじゃだめですよー)
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今日は献血に触れます。
私も献血はなるべく行けるだけ行こうと、スケジュールに組み込んで行きます。
時間も…成分献血ですと、60分程度、400ml献血ですと20分程度かかります。

この時期暑いです。とにかく暑い。
それと肌の露出が増えますので、どうしても素肌に傷がつきやすくなり、この傷の状態によっては献血をお断りすることがあります。
これも安全な血液の提供の為のルールです。

と…冬と全く違う理由で、献血協力者は増えますが、献血血液の調達が不安定になる季節でもあります。
暑いと水分が不足しますが、献血ルーム涼しいです。
是非献血可能条件の方はご協力を。条件が不可の方は可能な方と是非献血ルームへ。

そんな献血ルームの一つから、夏お勧めの献血ルームです。
東京スカイツリータウン 献血ルーム feel
こちらの献血ルームで献血する際は、スカイツリーに昇った後にしてください。
急にエレベータで上昇すると貧血状況に陥る事があります。
絶対危険ですので、やめてください。

そんなfeelですが、スカイツリー展望台に負けない展望が楽しめます。
目下に墨田区の下町風景…。じつはそんなに高い建物が無いのがこの墨田区。

高さは充分です。
それと広々してます。他の献血ルームですと、ベット一杯ですが、ここはかなり広々な感じです。
DSC_0073
DSC_0074








































いつもと少し違う気分で献血。
行楽ついでに是非お連れ様、家族一緒に献血しましょう。
献血の必要性や命のリレーになる事を教える教育には良いです。

身近に出来るボランティア…ものすごく献血は必要です。
安定しない供給を安定させるのは、あなたです。
自分から変わる世界もたくさんある事も知ってくださいね。

しかし、おじいちゃん…可能年齢制限までご協力ありがとうございました。
このおじいちゃんの笑顔が素敵すぎて、シェアしたくて…(笑´∀`)。

皆がこんな風に笑っていられる為に、献血にご協力お願いします。
継続的なご協力が本当に力になります。

「痛いから嫌だ…」待ってくださいね。そのあなたが躊躇したが為に救われなかった命もあるかも知れません。

血液型はABO式とRh式だけではありません。
もっともっと細かく別れています。そのあなたと同じ形をした血液の方を、お互い様で救いたいです。

出来るときに出来る人が、できる事をする。
これがとても重要だと思います。

暑い中、デモいくより、献血ルームで献血した方が確実に世界平和の為になります。
献血行きましょう。

「安倍内閣を許さない」じゃなくて、「出来る協力と本当の必要性の伝え」をしない事の方が私は許せない。
できる事一杯ありますよ。

命を救うのは医者だけじゃありません。あなたがやった小さな勇気。必要性を進めた大きな勇気。
「チェーン・オブ・ザ・サークル」命のリレーは、自分からです。

それにしても、いい顔してます。おじいちゃん

←こんな感じですかね。

点のお話しです。

誰もが・の中に生きてます。
本当は点をみて生きてるのかな…。

どうしてその点は、・なのか?。
それは、点をみてるから、ずーと点なんです。

昔から、日本人はテレビに振り回されてきました。
世論がテレビ全てみたいな感じでずっとです。

でも、今はインターネットがあり、それ以外の様々な情報や思想が行き交うようになりました。
でも、やっぱりTV、ラジオ、新聞は強い。
どうしてか…情報の精査の仕方知らないから。

かと言ってインターネットの情報もあてになりません。
これは、医療分野では特に言えます。
インターネットから収集した知識は、かなりな限界があると私は思います。
あと、ネット情報収集の悪いところ。
「自分の導こうとする答えしか検索しない」「あまりに情報氾濫で何が本当だかわからない」
本当はこんなところです。

でも、自分の求めてる方向に全部情報収集します。
この情報の取り方だと実は正しい精査なんて出来ません。

じゃどうすれば良いか…まず、公式な発表とデータをみる事です。
そこから、記事は読み解いて、自分の思考の仮説を持って望みます。

「仮説」→「実行結果」→「検証」の繰返

正確な精査は、これ以外にも以下も無いんです。

情報の紐の解き方…
医者になる前、少し面白い仕事を短期間しました。
でも、面白い事にその短期間で未だにその頃の年収を超えません。

その仕事との出会いは、英語とITから、
転職多数で、既に医大受験をかんがえていた私を、何故か断れば断るだけ熱心にスカウトしてくる、人材紹介会社の営業さんがいました。(今独立してドーナツやさん経営してる方ですが…)

ある巨大な商用ビルの荷捌所でバイトしていた事があっただけのただの20代後半。
何を困っていたのか、熱心な営業さんでした。

紹介された企業は、有限会社、英語と色んな国のなまりの英語が飛び交う企業。
この人達が何をしてるのか知りたくて、そこに足を突っ込む事になります。
なんと英語を売りに紹介されてやって来た私、ことごとくこの企業では歯の立たない英語でした(笑)。
言葉も教えてもらい。
元々社会科が小学生か大好きだった私には、色々な国の文化や考え方、様々の宗教の人達が職場内の教会、モスク、等でお祈りする姿…。刺激的でした。

そこで、どうしても結果出せず周りに助けてもらっていた、インド出身の同僚が…
「一点を見つめて仕事するのを止めてみないか?。」と言われました。
そして、出向を上司から言い渡されます。
なんとそこは100%の日系企業。
小さな温泉宿を経営していた先代から、一旦は経営を継承したものの、業績をすぐに出せず退陣させられ、ふつーにサラリーマンして、アメリカでそこそこ経営学を学び、そこそこの事業拡張を先代が行っていた彼が再び呼び戻されます。

彼は、日本のリゾートを元気にすると声高高に言い放し、でも当然彼のイメージにお金を出す日系銀行は無く、彼が経営復帰した事で、貸し倒れを恐れ資金を引き揚げた銀行もありました。

この方は、日本が不景気に突入しようとする中、「料金は下げないで、中身を充実させ値上げしよう」と踏み切った…うーん。
私…「この人完全に頭おかしいな…」と思ってました。(最近はご本人に良く言ってますけど)

この方を眺めていて、この人本当に「全体を眺めているだけんなんだ」と気付きます。

勘のいい方は、この方が誰かわかると思いますが、この人を私は完全になめてかかってました。
でも、この方がある日突然、廃墟コレクションに走り出します。
全く何をしてるか私にはわかりませんでした。

答えは、この方は可能性だけを探して、探検ごっこしてたんです(笑)。

なんでこの方は、この廃墟を探し始めたか…それは「想い」です。

温泉宿の家に生まれた彼は、温泉宿が家でもありました。
でも、ただの子供でしたから、ものすごーく覚めた、柔軟な目で疑問を持って育って来たそうです。

手術室でメスばっかり持ってたどっかの祖父を見ていた、どっかの医者と同じ境遇で、なんでそうなんだろう、どうしてそこに固執するんだろうと思ってました。

この方、今もその目でずっと眺めてるだけなんです。

点だけ見てたら、不景気のまっただ中に、お客さんを選んだ発送。
常識じゃかんがえられない、イメージする力。途中からわかって来ました。

でも、ある日全く真逆の事を指示して、ここはこれ!と見たり。
「同じ物同じ日は二度と来ない、だから未来は全部仮説でしかない」
間違えて無いんですよね…。

今、デモで自衛隊法案へんたーい!…
反対うんどうしてまよね。
…反対理由って、全部、「誰の為に反対してるの?」と言いたくなります。
プロセスはかなり強引でした。それは思います。
でも、今周辺諸国で起きている事を考えて、それでいいんですか?。
自衛隊に入って戦争したい人なんて一人もいないと思います。
しかし、有事には死ぬ覚悟でやってる。お仕事ですから。

危ないから、暴力団事務所が市民を巻き込んで抗争してるとき、警察官は武器なしで行きますか?。
年間何人の警察官が全国で殉職されてるかご存じですか?。

消防士さん、滅多に無い火事の為に普段何をしているか、ご存じですか?。
訓練だけじゃないんですよ消防士さん…。
火事の時、危ないからと火が消えるまで待ってますか?。やけどしたら危ないからと、取り残された人を火が消えてから救助に行きますか?。「多分死んじゃうと思います」

私ら医者が、「あっ出血していて、感染症の恐れがあるから、血が止まってから治療しよう」
と言ってグローブあるのに治療しなかったら、どうです?。

隣の家が火事だけど、怪我したら危ないから遠くに逃げて応援しよう。

点しか見ていないと、これがおかしいと思わない訳です。

隣家の火事は関係無いから…。

言いたい事は、全体を見る事が癖付けされてないと、特定の自分の欲しい情報しか目にとまりません。

あなたの家の家事では無くても、隣屋から火の粉があっという間に飛んでくると言うお話しです。

消防士さんが、わざわざ隣家に放火には行きません。少なくても私は当たり前だと思います。
でも、放火しようとして敷地内に入って来た侵入者に火を放されても、国会の許可が無いと侵入者を攻撃できないのが、憲法第9条の2…

私なら、放火される前に火をつけさせないようにすると思うんです。

なんと言いますか、震災復興、原発を巡る一連の争い。
「安倍政治を許さない」…アホか。
「おーーーい。そろそろ頭の中のお花畑おしまーい」軍隊もって、アジアの他の国と協力して平和守ろう。

日本のデモ隊って何で、中国の勝手放題を一言も触れないんだろうね。
野党の真面目に法案反対するならしろよ!税金で遊んでんじゃねーよ。あんなバカみたいなプラカード作る議員に、日本の安全なんか語れる?。
雨や灼熱の中、あかちゃん連れてデモとかね…。私診察したら虐待で即児相呼びますからね。

・←は、本当に危険です。
・→を心がけて、
:::←→:::こんな感じに…

だから、どこに行ってもあなたは評価されないし、どこに行っても疲れてしまうのです。

グローバルスタンダードを我が国に、そしてオリジナルの良いところは、個性も国柄も残して行きましょう。

もう、点だけ見て、(見せて)他を排他的に見るのやめましょう。

今のバランス悪ーい日本は誰が作ったのかな。
はい。私でありあなたです。でも私はグローバルスタンダードでかんがえるから、こうなんです。

日本から世界を変えて行く。
夢は世界平和です、

悪いですが「ばっかじゃねーの」と言われる事を大まじめに私はやります。
それはですね…「失敗と非常識の上にしか進化や開発は存在為しない」からです♪。

でも、注意!。
偽医学の先には何もないですからね。
ホメオパシー、反ワクチン、医学薬剤不要論、
それらが本当に患者の為なら、あたしはとっくに医者辞めてますからね。

だって医学要らないから。
点だけ見る怖さは生活の色々な場所に隠れてます。

もしそれが変えられないなら、それも個性です。
でも…足は引っ張んないでくださいね。
もう、うんざりです。偽医学を信じる患者も患者だと思ってます。どうしてその点しか見ないかなと…。

「あなた自身が色々な個性を持った細胞で構成されてなりたってます」全体を見ながら判断し、コントロールする。それが…だと私は思います。

ハンセン病の療養所の今

題名をデカデカ書けるほど複数の施設にお邪魔はしていないのですが…。

まず、何故私がこの疾患について掘ってみようと思ったかと言いますと、「国立ハンセン病資料館」と言う施設があります。ここを見学したときから始まります。

ハンセン病の歴史については、リンクをご覧ください。

私の住まいの最寄りのハンセン病療養施設は、このハンセン病資料館がある敷地、
国立多摩全生園です。

ご近所の方は、ご存じでない方は居ないぐらい、志村けんさん「ん~ダメよダメダメ」で有名な東京エレキテル連合さんの出身の地、東京都東村山市にあります。

その東村山市の地図を広大な緑を示す一体があります。そこが国立多摩全生園です。
ここは、ハンセン病隔離された方々の現在のお住まいです。

ですから、そこに勿論全13施設それぞれ病院はありますが、あくまで主体は居住区です。

しかし、居住者の方々の高齢化が進み、現在の利用数は年々減少して居ます。
そしてこのハンセン病療養施設はいつか消えゆく施設となっていくでしょう。

ただ、国の方針もあり、ハンセン病訴訟での約束も含め、最後の一人を見送るまで、ハンセン病療養所はなくなる事はありません。

そして、ここで起きたこと、行われた信じがたい事。
それを記録して繰り返さない為にあるのが、資料館が伝える事の一つです。

そして、ここで行われてきた医療行為は、後の我が国の医療に大きな影響を残しています。
例えば、形成外科の歴史、堕胎に関する歴史…どれも眼を背けてはいけない事ばかりです。

居住者の方々が高齢を迎えた今、ここには今後の、後期高齢者医療と介護の基礎の原点があるような気がしまして、再度訪ねてみる事にしました。

病院、看護学校とあるのですが、今回はあえて居住部分から病院施設に向かってお邪魔させて頂いてます。
同時に私の大好きな群馬県草津町にあります、栗生楽泉園についてもハンセン病の歴史とは切り離せないので、触れていきます。

草津温泉に最近「御座之湯」と言う、新しい町営有料共同浴場がオープンしてます。
場所は、草津温泉のランドマークの湯畑の目の前。
この御座之湯はかつてここにありましたが、この栗生楽泉園竣工とほぼ同時に取り壊され、最近再建されたものです。
詳しくは御座乃湯とハンセン病をご覧ください。

最近このハンセン病療養所に再度訪ねて行ったには、理由があります。
これからの介護に対する考え方を見つけるため、病室と居室の違い。
ハンセン病施設内における自治会と運用側の関わり方。
特養の介護施設が従来型からユニットスタイル主体に動いてゆく中…
一つの姿を確認したかったのです。

私は、特養の施設が、家族が手に負えなくなり預ける施設ではなく。
特養の対象の介護等級の方々が、家族に負担を与えたくないからと理由でやってくるようにしたい。
無論待機はゼロにしたい。現場の介護職員の賃金も1割は増したい。
そこが増えれば人員確保は今よりは出来るようになり、施設も新設しやすくなる。

有料ホームに行ける資力の有る方はそれで良いと思います。

でも、有料ホームに行ける資力のある人は全体の何割もいないと見ています。

在宅介護を減らす事で、社会復帰が可能になったりすることも可能になる家族もいます。
これらを考えて、変えなければならないインフラだと大まじめに思っています。

人々に心の余裕と言うことをもっと真面目に考えてほしいからです。

答えは私の中で出始めました。
それは、やはり病院とホームはやっぱり違います。

病院は病気の治療をする場所。
特養ホームは暮らしをする家です。
でも両者の設備は変わらない、これはいけないと思いました。

そして、これだけの仕事をしていて、これだけ低賃金の仕事はいけないし、先が無いと思いました。

とは言っても、介護保険の収入は変えられない、そこを上げれば利用者負担が上がる…。
その矛盾を解消するための、理想と現実を打破する手段を作り上げるために、この半年で40余りの特養ホームさんにお邪魔させて頂きました。

でも、何か…目指す姿にピント来ないのです。
そして、どうしたら「その人がその人らしく暮らせるのか」を求めて、ハンセン病療養施設に再度足を運ぶ事にしました。

正直業務の狭間を使い、一杯一杯で動いて来ましたので、やや疲労しましたが、
確信した事は、ここのインフラを変えると、確実に少子化対策になる!と考えたのです。

人権を無視されてきた過去から、権利を重視する事に変化したハンセン病療養施設。
その中身を改めてみたくなったのです(確認したくなったのです)。

きっとこれは事業にはなりません。
でも、その仕組みを整える事に限りない可能性を感じ、確信してきました。

政府は30年間少子化対策を叫び、結局効果は出ませんでした。
それは当たり前です。自分が暮らすのがやっとの給料しかもらえない仕事をしていたら、結婚して子供を…
なんてなりません。
なるはずが無いんです。

晩婚化が進み、親の介護が必要になる事も考えたら、益々萎縮します。

ですからそこを突破したい。
自分の医者になる前の経営ノウハウをフルに生かしてそこをやって行きたい。
そしてそこに投じたい。

ハンセン病療養施設には、これからの介護を根本的に変えるためのベースが存在為ます。
勿論ハンセン病の療養施設は、全額公費ですから出来る事は同じ事は出来ませんが、参考になります。
そしてどのように居住空間と言う部分を考えるかを踏まえ、超高齢化社会のハンセン病療養所に足を運んできました。

ハンセン病の過去から学ぶ事たくさんあります。
是非、国立ハンセン病資料館とその敷地(普通に皆さんジョギングされてます)。
昨年開所しました、重監房資料館も草津温泉の湯上がりに訪ねてみて下さい。景色も建物もきれいです。

草津温泉に何故ハンセン病療養所があるか…なども知る事が出来ます。楽しく色々な事が学べて、色々動く気持ち有ると思います♪。

マスコミに思うこと

どうして、真実を歪曲して伝えるのかな?。

もう昔からさ…
昭和42年10月29日…この日に起こった出来事から、マスコミはある医者を叩きだし、刑事告発される事態にまで、世論を巻き込みました。

当時は、テレビがやっとカラーになるかならないかの時代。
テレビの情報はパーフェクトだったのです。
誰も疑わなかった。


それから年月が流れる間、「松本サリン事件の河野さん」、「大野事件」マスコミが完全に後押ししたような歪曲したり、片方に加担した報道はたくさんありました。

更に時は平成に入り、阪神の震災、東日本大震災、原発事故と続きます。

マスコミのしたこと、不安を煽るだけ煽り、誰か悪者を作り、そこを叩く、世論を仕向ける。

やってる事はずっと変わらない。
「オウム真理教事件」でも、実は良く考えて下さい。
信者が集まるように、松本知津雄死刑囚を散々露出させたのは誰ですか?。

東日本大震災の時に、報道協定でなるべく現地の燃料を枯渇させないように、現地にはたくさん入らないで欲しいと言う、お願いを報道の自由と言う名の元、全ネット入りました。
カメラの裏側で何があるかは伝えず。

あの時、二日目に現地入りしましたが、一番邪魔なのマスコミさんでした。
自衛隊救護班、医療活動を見事にじゃましてくれてました。

最後には出入り禁止にされてましたけど、まーマスコミさんひどい。

人が人に伝える報道は、偏ってしまう。
これはある程度主観が入るので仕方ないです。

ですが、限りなく誤認させるような報道は違うと思います。

マスコミさん…もう、医療報道はしないで!。
やるならきちんと複数の医者に台本無しで喋らせて下さい。

誤認します。

HPVワクチンの件、韓国でのMERS流行のその後の報道。
しっかりやって下さい。

結果的には院内感染であり、必要以上の心配は不要な事。
政府やWHOや感染研のソースをわかりやすく報道するのが役割だと思います。

ちょっと最近更に拍車をかけてひどい。

(まあ、もうテレビ報道は信用されてませんが)
image

プールが始まります

7月になりました。

各、学校等ではもうプールが始まってますね。

夏休み前のこの時期にプールが始まると流行する感染症についておさらいしておきましょう。

①結膜炎(眼病)
まず、眼の感染症…結膜炎(結膜炎も色々な病原があります)。
プール前後は良く眼を洗いましょう。

そして、眼が違和感あるなと思ったら、プールは見学してください。

結膜炎についての詳しい説明。

②プール熱(咽頭結膜熱)

それが喉の来る感じですが…。
ここ注意です!。プール熱は出席停止になっています。
甘く見ないで、診断を受けたら速やかに学校等へ連絡してお休みしてください。
完全に治癒してから2日間は出席停止です。

こんな病気です…
プール熱(咽頭結膜熱)


③引き続きあとは…今年流行の始まりが速かったですが、

手足口病溶連菌感染症ヘルパンギーナです。
少しまた増えてきてます。

溶連菌と言えば…
感染症の治療で、医者から出された抗生物質は必ず飲みきりましょう。
治ったと思っても、まだ体の中にはばい菌さんが残ってます。
きちんと全部やっつけてしまいましょう。
これは、他の感染症で抗生物質を処方されたときも同じです。
絶対自己判断で中止しないでください。

あと、お肌の露出も増えますから、とびひも注意です。
とびひ(伝染性膿痂疹)とびひも一部溶連菌が原因になる事があります。

と、子供の夏の病気を書き出して、わかりやすそうな解説にリンクを張ってみました。

どんな感染症にもいえますが、絶対守って欲しい事です。

「きちんと手洗いをしてください。 
とにかくきちんと手洗いをしましょう。」

厳密にはそれだけではありませんが、リンク開いていただいて、読み込んで頂くと「あれ?。また同じ名前のウイルス?」と、お気づきになるかも知れません。

ですから、夏の感染症予防はとにかく手洗い、プールは眼洗い、よくシャワーを浴びましょう。

暑いですが、咳やくしゃみが始まったら、飛沫が飛ばないようにマスクもしましょう。

中東呼吸器症候群のその後

その後の韓国で流行しているMERS(中東呼吸器症候群)ですが、感染患者の内訳が詳細にわかって来ました。

やはり本来感染力がさほど強くなく、おかしな広がりだと思っておりましたが、やはり内訳を見ると、別の疾患、(がんを初めとした別の疾患)があった例が、死亡例の大半だと発表がありました。
(ここも含めて韓国政府は発表をしなかった事が後にわかってます)。


WHOの発表なのできちんと信憑性もあります。WHOのMERS韓国のページ
大まかに書くと…
韓国政府・WHOによるMERS合同評価団の分析・調査結果
6月13日、「ハイレベル・メッセージ評価及び勧告」として発表。
 ●ウイルスがその感染力を増したとの強固な証拠は見られない。
 ●韓国でのMERSの流行は、これまでに中東の病院で発生してきたものと同様の疫学的な様相を示している。
 ●現時点において、市中で感染が広がっていることを裏付ける証拠はないが、流行が終息するまで、この可能性に対しモニタリングを継続することが極めて重要。
 ●韓国におけるMERSの流行は大規模かつ複雑であり、今後も感染例の増加が予想される。韓国政府は、警戒態勢を緩めず、流行が完全に終息するまで、強化された疾病統制、監視、及び予防措置を継続しなければならない。

(参考)WHO News Release

と、言う事で韓国の渡航に対し、さほど構えなくても…と、思います。
とは言っても厚労省も、WHOも言うとおりで、今ひとつはっきりしない部分もあるので、むやみに行かず、貿易や商取引を控える必要は無いと言う事です。
ある程度この流行がどうして起きたか解明されてきているからです。

韓国独自の大勢がお見舞いに行く等の文化的な背景もあります。

厚労省の韓国の中東呼吸器症候群(MERS)について

内訳を見る限り、本来の発生国に渡航する方がこの疾患に対してのリスクは高いです。

ただ…
私は色々な意味で今回の件で、韓国に対しそこまで…と、思う事はたくさんありました。

しかし、もし日本で同じ事が起きた場合、どんな対応が出来て、どんな制御が出来たのかは実は考えてました。

すごく「衛生」「清潔」に拘るわが国ですが、感染予防の基礎の基礎である「衛生的なきちんとした手洗い」がどの位出来ているのか…。
マスクするだけで、正しい着用もしていなければ、咳エチケットも普及しない。
(口を手で覆うのは間違えた咳エチケットです)
正しい咳エチケットは…グローバルスタンダードの咳エチケット

この辺りを考えると、私は今回の件で単純に韓国を笑う事は出来ないですし、
「風邪をひいて仕事や学校に無理して来る」
等を考えた時、何が違うのか、とても思いました。

確かに今回韓国政府が、初動段階で情報を制御したため起きた3次感染はあります。
この様な事は日本ではありませんが、マスコミに奔騰されたり、不確実な情報に振り回されたり。

イレギュラーな、何かが起きたとき、まず真実を見極めましょう。
それは一つの情報だけで無く、たくさんの根拠のある情報機関からの発表で…

日本では、厚生労働省、感染症研究所、日本環境感染症学会、等がきちんと公式なその時点ですべき対応を発表しています。

これらの公式発表やWHOの発表するリアルタイムな情報を合わせて判断すべきだと思います。

くれぐれも私的見解、特に「特定の医師が言っているから」など…
正直恥ずかしい話ですが、医者でもとんでも無い事を言い出す人は少数います。
そして本なんか出して、がんもどきとか、ワクチン不要論など…
全く根拠の無い事を言い出す輩はいます。

ソースは正確な場所から、そして複数チョイスする癖…つけましょう。
すると、間違えた判断にならないです。
ネット情報はたくさんあります。正しいソースを…
面白おかしく話題性を増幅した情報には惑わされないでください。

今回またまた、改めて学んだ教訓でした。

パートナー

ラスカルがいつもキツネさんと一緒のようなものです。

単体ではそのキャラクターの良さや持ち味が出ない。
キツネさんもラスカルにとっては重要すぎる存在です。

さて、生きて行くには様々な場面でパートナーやチームワークが必要です。

例えば、現場で医者一人で何が出来るかと言えば、殆ど一人じゃできる事は限られます。
他の先生、看護師さん、検査技師さん、相談員さんが居て始めて成り立ちます。
クリンネスの部分を考えれば、看護助手さん、院内清掃員、リネン等受託会社、駐車場管理員さん
安全を守る、警備管財の方 動力の管理監視をしてくれる方々…
誰一人欠けても歯車は回りません。

院外連携も考えれば、救急隊のコール指令センターも含めて全部仲間です。
勿論地域の連携を頂いてる開業医、二次医療機関も全部このチームの中に存在して医療は成り立ちます。
(どこの世界にも乱す人はたくさんいるんですけどね…)

もっとミクロなお話しです。

私が介護の起業をかなり以前から考えていました。
大問題だと思ってたからです。

介護をきちんと充実、昨日させないと病院も大変な事になってしまう。
ある日私はそれに気付いたのです。

でも、一人じゃ出来ませんし、思い浮かぶ論や思想、思考、これには絶対優れたパートナーが必要です。
良く「起業は、トップよりナンバーツーが重要」なんて言葉があります。
これは一人の人間がしっかり人を見て育てられる限界は良いとこ三人…そんなもんです。
だから、ここはすごく重要になります。そして失敗は許されない人選。

私は、この為に一つの決断をしました。
この人材が現れた時は、何をしてもお願いしよう。そう思ってました。
でも、医者頭でも、経営脳でも、介護の体質は変えられない。勿論仕組みなんて絶対むりです。
現職の介護現場のプロ、医療のプロ。経営のプロフェッショナル、人材をきちんと引っ張れる人間性を売れるプロ。これは絶対に必要な存在です。

完璧人間はいません。だから分担して人材は必要です。

その中で一番大切なのは、人間性に包容力があり、しっかり吟味して物事を伝えられる人材です。
要するに…ベストパートナーとは、自分と完全に独立しながら、同じ方向を向いて(同じ結果を導き出すため)に絶対必要な訳です。
これ私の哲学です。そしてこの哲学で失敗は無いと思っています。
組織を私物化しない。だから介護職員基本賃金を底上げして、担い手を増やして行きたい。
これをもうずーっと考えてきました。

私は自己利益より、死に場が欲しい。
病院は治療の場であり、療養や治療行為の無い人の入院する場所では有りません。
今の状況で介護職員が続くはずがない。
仕事も色々種類がありますが、介護は決して楽ではありません。ものすごくキツいです。
にもかかわらず低賃金、その理由は…(入って来るお金が少ないからです)。
これは、私は絶対変えて行きます。これは私の全力を投入してやるべき事の一つだと思っています。

もう一つの私の夢…
「東京や大阪から人を全国の地方に分散して行きたい」
これも成し遂げます。ここには全くドドド素人ですから、色々な方々のお力を借りてやって行きたいです。

次は私の事業計画から話は離れます。続きを読む

中東呼吸器感染症をきっかけに…

おひししぶりです。

となりのたぬき…いえラスカルです。

TwitterでDrラスカルに「たぬき」と@ツイートすると怒られますのでやってみてください。
「当直」と入れるとラスカルはスヤスヤ寝てます。

さてさて本題です、
知っての通り現在韓国でMERSが流行してます。
そして、なんと米日の共同チームが抗体生成に成功したとのニュースも入ってきました。
(でも、情報元に信憑性が無いので聞き流しましょう)

医療関係の方はこちらを(ケアネットのMERSの話題にリンクします)。

それで…一般の方が出来る感染症対策です。

とにかく幼稚園で教わった通りちゃんと手を洗いましょう。

そしてやむを得ず流行国(韓国)に渡航する際は、必ずマスクを着用し。
必要以上に出歩かない事です。

戻りますが、感染症対策と言うのは本当に手洗い基本です。
手を水に濡らすのは手洗いじゃありません。

普段Twitterの自動呟きがしつこく毎日吠えてますが今一度…
衛生的な手洗い(たくさんの幼稚園・小学校で採用されている動画です)

あわあわ手洗いの歌

これが最低限の衛生的手洗いです。
本当はもっと細かく突っ込みどころありますが、これが最低限度。

それから、自分が調子悪いなと思ったり、熱、咳、くしゃみなどが止まらない時は、
暑いですがマスクしましょう。これ絶対です!。

どんな感染症が来ても、基本は手洗い、マスクが予防の基本。
絶対このMERS大感染をきっかけに、しっかり日頃の手洗い見直しましょう。

接種証明の捏造を依頼するだと!

表題…

「接種証明を書いてもらえる?」
「予防接種をしてなくても、親切な医者が接種証明を書いてくれます?」

いくら私でも、それは怒りを通り越して、そんな事やったの見付けたら、御内でも親でも子供でも、告発するからね!。

本当にあるとしたら…絶対許しません。
そんな輩がいるなら、首を洗って待ってましょう。

怒りぐま、ラスカルの登場です。(本来のアライグマは狂暴なんですよ!)

どんな理由があっても、私らは証明書の捏造は許されない。

それだけこのお免状の重さを意識しないとダメだがした。

万が一ワクチンの証明書を捏造してもらった人。
あなたが懺悔する方法はただひとつ、検察庁に行きありのままを話して下さい。

ほぼ9割は受理してくれるでしょう。

全く…実際にはいない事を私は心底願っています。

それだけは許されない。
いかんだろう。絶対に…。


では、本題…
何故ワクチンが必要かです。

えとですね…
人は生まれたら、当たり前に成長して、無事に皆が成人して…なんて思わないで下さい。

不慮の事故で失う命…
そしてワクチンさえ接種していれば救われたであろう命もたくさんあります。

ワクチン効果と言うのは、数字では中々見えにくいです。

しかし、医学から離れて、世界各国の人口統計と言うものがあります。

ワクチンの接種開始と人口対比の推移、あからさまに違います。

その昔日本でも、疫病なんて呼んでました。
昔は今みたいに優れたワクチンはありませんでした。

だから、本当に破傷風で子供が死にました。

日本脳炎でも、ポリオ、風疹、はしか、みずぼうそう、髄膜炎、肺炎、ワクチンのある病気…。

そして、それらの病気での死亡率は今日現在も0ではありません。

ロタウイルスで間違えたら、乳児は死にます。

本当に、ワクチンをただの毒だと、製薬会社の陰謀とおっしゃる皆さん。

人口統計と、ワクチンの発明から普及の始まった地域、その地域の人口推移…。

どれだけ劇的に人が死ななくなったかわかるはず。

反ワクチン派の人や思想は、どうやら一点しか見れず、全体像が見えていないようです。

それから、ワクチンと言うものはなるべくたくさんの人数が接種しないと、効果半減します。

それは結局目の前に感染者が居たら、一度は感染して免疫抗体が増殖する前に攻撃しているので、当然元々感染者のいない環境を作る事が大切です。

趣旨がわからないんだな。
続きを読む

大切

こんばんは。
そこのへんのラスカルです。

最近遭遇した事…
すごいポテンシャルのある5人の話をします。

共通点は自分に自信が無い事。
家族を大切にすると言う意味を根本的に理解していないかなと思う事。

そして今の自分を楽しめない事。

でも、その五人の中で一番年齢的に若い人が、柔軟性とうーん大人かな?と思いました。

自分を好きにならないと、誰からも本当に好きにはなってもらえません。

まず、自分はどうしたいのか???です。

子供たちの為に自分は不幸でも我慢する。
→そんな環境で子供たちが喜ぶわけがない。

親のために、絶対結婚出来ない。(婿養子とか…)

幸せにするためには、自分が幸せでいる事。自分に関わる人には全て感謝せざる得ないと思います。
そこには立場は関係ない。言うべき事は言葉に出して話すんです。

結果生まれるのが、本当の信頼だと思うんです。

「出来ない理由は無限に出てきます」
「でも出来る根拠は比にならない位少ない」
どんな事でも同じです。

自分で悩んで悩んで、何年も悩んだ事の結果に向かうとき。

目的を失ったら答えは無いと思います。

人材は育てるもの5

こんばんはー♪。
となりのラスカルです。

「使えない奴!」「駄目だありゃ」…。
うーん。良く聞くワードですね。

でもね、多分そんな言葉発してしまう人が一番つかえないし、駄目なのかも知れません。
せまーい世界で、大将になっていてもね…(笑)。

世の中色んな人が居ます。
色々な思想、考え、価値観、とにかく違うんです。

国によっても、地域によっても、狭いサークルだと、青森弁と沖縄言葉は永久に通じないですよね…。

その緩衝材的に、標準語があって言葉でわかりあう事が出来ます。

でも、実は東京に昔から住んでる人には、何気に結構強い方言があり、実は標準語を話すのは、東京の外からやって来た人達…。

これ、結構興味深いと思います。

標準語と言う言葉のツールは面白いなと、私が上京して思いました。

実は日本で一番、標準語に近い地域の方言は北海道です。

なぜそうなったか♪。

それは、北海道は日本本土各地から移民した人達が集落を作り、開拓され、炭鉱で働く人、ファームを営む人、その過程で必要だったのが、標準とすべき方言…。
それが北海道が標準語にもっとも近い言葉を昔から話す地域となった理由です。

人がわかり合い、お互いの存在を強調し、共存共栄して行く為には、必ず「標準」と言う…まあ…「多数決で真ん中取りました」的なものが必要になります。

私はこう思うから、こうじゃなきゃ駄目!。
私はこう育って来たから、変えられない。
(みんなでそれ言い始めたらどうなりますかね?)


いずれ争います。
(またはいつか噴火させます)


さあ、となりのおっさんは何を言いたいのでしょうか?。

日本のすごいところは、ここなんです。
誰が決めたわけではありませんが、誰もがとりあえず参加出来るテーブルを自然に作る事が出来る大和民族であること、そこにアイヌ民族も琉球民族も、みんなが参加するテーブルを自然に作れてしまうと言う事。

でもですね。
この標準って真ん中取ってますから、あれ?実は真の標準は少ないわけです。
ひょっとしたら、居ないかも知れない。

それが標準なのかも知れません。

じゃその標準が誰でも…と言うのは、言葉だけの話です。
コミュニケーションに大変重要ですから。

ところがです!。
能力や適性と言ったものは、何故か人は人にその標準を求めます。

話を集団生活まで戻して来ます。

良く成績の悪い子、人と同じ事を出来ない子を異端と切り捨てる人がいます。
それはそうです…、何故なら大人の世界がそれですから。

人には必ず適材適所があります、その組織の中ではその人の持ち味が発揮出来なくても、他組織に行ったら素晴らしい能力が開花したケースは実は良ーくあります。

それから人材は、育てるものですから、もし速戦人材が必要なら、それ相当のお金を出さなくてはダメです。
(実はここが組織の能力の差だったりします)
金は出さない、能力は欲しい…そんな時代はもうとっくに終わってます。

日系…「成績出したら金あげる」。
外資…「相当のお金を払うのでそれだけの仕事して欲しい」。

この通り低賃金でキャリア職がまかり通る時代で人が雇える時代は、もう10年前に終了してます。
ただ景気があまりに悪かったので、きっと我慢して仕事してる人も多かったのかも知れません。

ただ、組織の経営に関わる人材は、景気が悪いからこそもうこれをやってました。
速戦人材は契約金を積んでスカウトするもの…。

でも、良い組織って教育出来る、次世代が生み出せる組織なんです。

要するに「使えない奴!」「駄目だありゃ」…。
これを口にする人…そこでしか生きられない無能人材です。

速戦人材を大量に採用したら、組織は潰れてしまいます。
それに先にも言いましたが、素質開花してない人材は山程あります。

だから、「教育」「人材育成」は、どんな業界であっても必ず肝になってきます。
そこに長けている人材をお金を払ってスカウトする事が一番早い、だからそこにお金を使えない組織は「ブラック企業化」していきます。

個人的理念です。
「どんなに仕事が出来て、どんなに生産性が良くても、その人格によって他の人員と摩擦が起き、精神衛生上極めて悪い人材を私は躊躇なく切ります」
それは「教育」「人材開発育成」の全ての可能性をそぐからです。

1人の人材を確保するために、10人の可能性を無駄にしない。
これが理念です。

良くいますね…必ず…。
お局的新人潰しをする人…。ああいう人材だけは私の中で唯一のNGです。

人材潰すおタコさんは嫌いです。
ストレートに育たないから、人材育成は楽しい♪。
そして将来性もある。


良い人材を育てたかったら、自分の人材教育の意識を変えて、育てる力をつけましょう。

管理者はコーチングなんかも、きちんと学びましょう。
(ほぼ必須だと思います)

あの人仕事出来ないね…とか、
使えないねとか…。
「私は教育の力がない無能者です」と言っているようなものです。

可能性の仮説をつくり否定する理由を探す1

今日は昨日とあべこべのようで、また違うお話です。

読みながら途中で「頭を切替」て下さい。
選択と言うお話も少し加わります。

《ネット上で医療相談を受けない理由》

医療の世界では、患者さんの症状から、病名を疑います。

この時患者さんから、患者さんが直接感じている症状を聴く。
これを医学では、「主訴」と呼んでます。

その後、それに対して問診を行い、なるべく小さない変化を思い出してもらう。

それから、お肌の色や、瞳、鼻の詰まり、必要に応じてお口の中を診させていただき、外見的症状を診させていただきます。

これらをしながら、場合により腕や脚の皮膚の色、顔色、反応なども観察してます。

同時に体の音を聴かせていただき、痛い場所や触れたり、圧したりすると痛むか等を診ていきます。

この時からいくつかの可能性を導き出しては、否定する要因。
それにあらたなる可能性を疑います。
可能性を否定するために、何かをして、そこから得られた結果で次の疑いに入る…。
これが診察で、そこで出たものが「診断」です。

そしてそこで初めて、どういう治療の選択が可能か、どの科にかかったら良いか、などを判断します。
…(これを総合診療と呼んでます)


これがインターネットで医療相談をされても答えられないわけです。
得られる情報が少なすぎるからです。

ですから、Twitterの先生方もネット上での医療相談は、わからないのでお断りしていると思います。

少なくても私はそれが理由の1つです。

それは、疑う可能性の枠が余りに拡がり過ぎてしまい、間違えれば命に即関わるような見落としもあり得るからです。


その後で、検査の必要性を考え、各種検査や経過観察で判断したりします。


そこで最終的に診断をする事になります。


ですから、ネットで医療相談は無茶振りだと言うことは肝に命じて下さい。
「免責事項」が担保されてないSNS上で、無料で医療相談は間違えています。

医療は透視でも、超能力でもなんでもないです。
科学的根拠に基づいた医学を行う療法です。

ですから、迷信とか思い込み、言い伝えの中で、科学的根拠がないものを私達は受け入れません。

それをやるのは、医療の役割ではないからです。
(医療行為は資格の無い者が、「○○が治る、○○に効く行為、薬品、食品(特定機能食品除く)」で明言、または誤認を与えるような行為やトークは、医師にしか与えられておらず、それ自体が薬事法や医師法に抵触します。

薬やサプリメントの効能に関しての服薬指導は薬剤師にも認められています。
(疾病治療○○に効くと言うと、アウトです)…無論それを連想させるトークもダメです。

良く聞きますけど…。

「思うのは勝手」?と言う人がいますが、ダメです。
「治る、効く」と思い込ませるようなトークはアウトで、グレーでも何でもありません。

ダメです。

診断つくるのは大変なんですよ…。
やはり見落としは怖いです。

まあ…医者でも、がんもどきと言ってみたり、向精神薬が毒だ不要だ、ワクチンは不要とか。

ありますが、そこは正しい医療を受けましょう。

がんもどきって…おでんの具に失礼な…(えっ?)。

それは医者も人間ですから、得意不得意な分野はあります。

ただこの最初の診察はすごく大切です。

それから、良くわからない症例はわんさかあります。
(どこも悪くないと診断つくケース)

でも、医療には対処療法と言うのもあります。

そしてその経過の観察中にわかる事も少なくありません。

あなたの主治医も、良くわからない症例に向かって、なんとかしていこうと、結構頑張って色んな文献探したりします。

あんまり読みたくない、英語の長文とか…必死になって探したりします。

それは役割だと思って、好き好んでやる事です。

そんな、実は地味な仕事です。

症状で可能性を導き、1つずつ否定していく…。

医療はそんなコツコツやることです。

教科書でしか見たことない症例をコツコツ調べて…。

多分イメージとかなり違う、姿がそこにはあります。

マタニティ旅問題を語ってみました(ディズニー・沖縄)

「安定期って言葉止めません!!!」

この言葉が数日前Twitterに出ました。発言者は周産期医療に従事する看護師さんや医者。
この言葉に共感、同感、御意、御意、御意です。

看護師で東京からNCCの飛行機で札幌に帰省して出産して、「リスクわかってるから」と激高した人がいました。
わかってねーよ!!!。

まあ、実質里帰り出産するには、まあ飛行機はいざ仕方無いかなとは思いました。
なんで、座席が狭くて圧迫される格安航空会社で帰る!。
少しお金出してでも、クラスJ位乗って帰れば良いじゃ無い。

まあでも、このケースはマタ旅と言うわけではありませんから、100歩譲って良しとしましょう。
(臨月に帰るなよとは突っ込みたいですが…)


今回のお題は、妊娠安定期にディズニーリゾートに行き、切迫流産で生まれるはずの命が失われている例が、未遂も含め年間40件程度ある事。

類似の問題で、妊娠安定期に沖縄旅行に行き、これまた切迫流産で生まれて同じ事を起こしてます。
沖縄には新生児集中治療室が全部合わせて90床程度しかありません。
(これは本来沖縄にお住まいの方に対応する目的で設置されてます)

先程書きましたディズニーリゾートの近隣にあり、千葉県の高度救急救命センターとして機能している、「順天堂大学付属浦安病院」…ここもまた千葉県が周辺の医療のラストストッパーとして高度救急センターとして設置しました。

この地域の為の病院を、旅行者で使われるのはどうでしょうか?。

意外と皆さん「医療資源」と言う言葉を考えられてない。
「病院があれば何とかなる」
そう思われてませんか?。それは違うんです。いつでも対応出来るわけじゃ無いです。
医者の数も限られてます、ベットの数も限られています。

何より出産で考えて欲しいのは、安定期と呼ばれている時期に、仮に早産で生まれたとします。
すると、お母さんの病室と生まれた赤ちゃんは「NICU(新生児集中治療室)」に入院となります。
それはまだ充分に大きく成長出来ず生まれて来たからです。

そのリスクの可能性を背負ってまで行きたいですか?

私にはその気持ちがまったく理解出来ません。

生まれて歩き出してしっかりしてくる、2~3歳くらいになれば行けますし、その方が楽しいです。






また旅で、旅行先地域の医療資源を奪ってしまう事。

間違えればお腹の赤ちゃんが亡くなってしまうこと。

早産で生まれても、未熟児であることが大半になるので、生まれた赤ちゃんは当面は出生地の病院で治療をしていく事。
(搬送中死亡リスク伴うので転院は、私なら100%断ります)→普通受ける病院も嫌がります。


色んな事を良く考えて下さいね。

安定期でもディズニーや沖縄などに行かない。
万が一の事を考えましょう。


医者からすると、経過のわからない妊婦の緊急処置をするのは、すごく怖いです。