私、日本地図を眺めたり書いたりするのが大好きな小学生でした。

とにかく地理が身体の一部みたいな変わった小学生。

算数が暗号にしか見えなかった私は、ずっと地図を見て、図書館に行きその土地の事を隅から隅まで調べる。

そんな小学生でした。

石狩新港で河口を見た時「なんじゃこりやー」。

利根川の河口の橋を渡った時。
「海の橋ダーあ」。

琵琶湖を始めて見た時「これが日本地図の中の不思議な海かー」。

華厳の滝を見た時…
「あの滝つぼは深いだろうな」。

剣岳であの剣を見た時
「あそこに座ったらお尻痛いだろうな」(これは心底思った)。

龍泉洞に行った時、「刺さったら痛いだろうな」(いやいや死んでしまうがな)

田沢湖で中学生の少ないお小遣いで遊覧船に乗った時、水深を聴いて無言になったこと。
(当時泳げない人)

秋吉台の山焼きを秋吉台の山火事と書いてしまった小学生。

京都の大文字焼きをずっと食べ物だと思っていた等。

地理が大好きな小学生が今に至るです。

小学生ながらに、なんで択捉島や知床の目の前にある国後島に行けないのが不思議だったり、小学生とは思えない等高線地図を再現したり、何故か北方領土を北方領土と知らず謎の地だった件。

ずっと知床の半分は熊が多くて行ってはいけないと言われてたので、この2つの島はヒグマが住んでると思ってたり。

輪中の地形が不思議で不思議で何度も描いたり。
揖斐川の河口ですね。

時が流れて地図の大好きだった小学生は、成人してリアル日本を好き放題仕事で飛び回るようになったとさ。

しかし何故今でもこんなに地図が好きなんだろう。

パスポートなしでも、北は礼文島、南は小笠原諸島、西は与那国島まで自由に行ける。

こんな贅沢な国はないですねー。