今日は昨日とあべこべのようで、また違うお話です。
読みながら途中で「頭を切替」て下さい。
選択と言うお話も少し加わります。
《ネット上で医療相談を受けない理由》
医療の世界では、患者さんの症状から、病名を疑います。
この時患者さんから、患者さんが直接感じている症状を聴く。
これを医学では、「主訴」と呼んでます。
その後、それに対して問診を行い、なるべく小さない変化を思い出してもらう。
それから、お肌の色や、瞳、鼻の詰まり、必要に応じてお口の中を診させていただき、外見的症状を診させていただきます。
これらをしながら、場合により腕や脚の皮膚の色、顔色、反応なども観察してます。
同時に体の音を聴かせていただき、痛い場所や触れたり、圧したりすると痛むか等を診ていきます。
この時からいくつかの可能性を導き出しては、否定する要因。
それにあらたなる可能性を疑います。
可能性を否定するために、何かをして、そこから得られた結果で次の疑いに入る…。
これが診察で、そこで出たものが「診断」です。
そしてそこで初めて、どういう治療の選択が可能か、どの科にかかったら良いか、などを判断します。
…(これを総合診療と呼んでます)
これがインターネットで医療相談をされても答えられないわけです。
得られる情報が少なすぎるからです。
ですから、Twitterの先生方もネット上での医療相談は、わからないのでお断りしていると思います。
少なくても私はそれが理由の1つです。
それは、疑う可能性の枠が余りに拡がり過ぎてしまい、間違えれば命に即関わるような見落としもあり得るからです。
その後で、検査の必要性を考え、各種検査や経過観察で判断したりします。
そこで最終的に診断をする事になります。
ですから、ネットで医療相談は無茶振りだと言うことは肝に命じて下さい。
「免責事項」が担保されてないSNS上で、無料で医療相談は間違えています。
医療は透視でも、超能力でもなんでもないです。
科学的根拠に基づいた医学を行う療法です。
ですから、迷信とか思い込み、言い伝えの中で、科学的根拠がないものを私達は受け入れません。
それをやるのは、医療の役割ではないからです。
(医療行為は資格の無い者が、「○○が治る、○○に効く行為、薬品、食品(特定機能食品除く)」で明言、または誤認を与えるような行為やトークは、医師にしか与えられておらず、それ自体が薬事法や医師法に抵触します。
薬やサプリメントの効能に関しての服薬指導は薬剤師にも認められています。
(疾病治療○○に効くと言うと、アウトです)…無論それを連想させるトークもダメです。
良く聞きますけど…。
「思うのは勝手」?と言う人がいますが、ダメです。
「治る、効く」と思い込ませるようなトークはアウトで、グレーでも何でもありません。
ダメです。
診断つくるのは大変なんですよ…。
やはり見落としは怖いです。
まあ…医者でも、がんもどきと言ってみたり、向精神薬が毒だ不要だ、ワクチンは不要とか。
ありますが、そこは正しい医療を受けましょう。
がんもどきって…おでんの具に失礼な…(えっ?)。
それは医者も人間ですから、得意不得意な分野はあります。
ただこの最初の診察はすごく大切です。
それから、良くわからない症例はわんさかあります。
(どこも悪くないと診断つくケース)
でも、医療には対処療法と言うのもあります。
そしてその経過の観察中にわかる事も少なくありません。
あなたの主治医も、良くわからない症例に向かって、なんとかしていこうと、結構頑張って色んな文献探したりします。
あんまり読みたくない、英語の長文とか…必死になって探したりします。
それは役割だと思って、好き好んでやる事です。
そんな、実は地味な仕事です。
症状で可能性を導き、1つずつ否定していく…。
医療はそんなコツコツやることです。
教科書でしか見たことない症例をコツコツ調べて…。
多分イメージとかなり違う、姿がそこにはあります。
読みながら途中で「頭を切替」て下さい。
選択と言うお話も少し加わります。
《ネット上で医療相談を受けない理由》
医療の世界では、患者さんの症状から、病名を疑います。
この時患者さんから、患者さんが直接感じている症状を聴く。
これを医学では、「主訴」と呼んでます。
その後、それに対して問診を行い、なるべく小さない変化を思い出してもらう。
それから、お肌の色や、瞳、鼻の詰まり、必要に応じてお口の中を診させていただき、外見的症状を診させていただきます。
これらをしながら、場合により腕や脚の皮膚の色、顔色、反応なども観察してます。
同時に体の音を聴かせていただき、痛い場所や触れたり、圧したりすると痛むか等を診ていきます。
この時からいくつかの可能性を導き出しては、否定する要因。
それにあらたなる可能性を疑います。
可能性を否定するために、何かをして、そこから得られた結果で次の疑いに入る…。
これが診察で、そこで出たものが「診断」です。
そしてそこで初めて、どういう治療の選択が可能か、どの科にかかったら良いか、などを判断します。
…(これを総合診療と呼んでます)
これがインターネットで医療相談をされても答えられないわけです。
得られる情報が少なすぎるからです。
ですから、Twitterの先生方もネット上での医療相談は、わからないのでお断りしていると思います。
少なくても私はそれが理由の1つです。
それは、疑う可能性の枠が余りに拡がり過ぎてしまい、間違えれば命に即関わるような見落としもあり得るからです。
その後で、検査の必要性を考え、各種検査や経過観察で判断したりします。
そこで最終的に診断をする事になります。
ですから、ネットで医療相談は無茶振りだと言うことは肝に命じて下さい。
「免責事項」が担保されてないSNS上で、無料で医療相談は間違えています。
医療は透視でも、超能力でもなんでもないです。
科学的根拠に基づいた医学を行う療法です。
ですから、迷信とか思い込み、言い伝えの中で、科学的根拠がないものを私達は受け入れません。
それをやるのは、医療の役割ではないからです。
(医療行為は資格の無い者が、「○○が治る、○○に効く行為、薬品、食品(特定機能食品除く)」で明言、または誤認を与えるような行為やトークは、医師にしか与えられておらず、それ自体が薬事法や医師法に抵触します。
薬やサプリメントの効能に関しての服薬指導は薬剤師にも認められています。
(疾病治療○○に効くと言うと、アウトです)…無論それを連想させるトークもダメです。
良く聞きますけど…。
「思うのは勝手」?と言う人がいますが、ダメです。
「治る、効く」と思い込ませるようなトークはアウトで、グレーでも何でもありません。
ダメです。
診断つくるのは大変なんですよ…。
やはり見落としは怖いです。
まあ…医者でも、がんもどきと言ってみたり、向精神薬が毒だ不要だ、ワクチンは不要とか。
ありますが、そこは正しい医療を受けましょう。
がんもどきって…おでんの具に失礼な…(えっ?)。
それは医者も人間ですから、得意不得意な分野はあります。
ただこの最初の診察はすごく大切です。
それから、良くわからない症例はわんさかあります。
(どこも悪くないと診断つくケース)
でも、医療には対処療法と言うのもあります。
そしてその経過の観察中にわかる事も少なくありません。
あなたの主治医も、良くわからない症例に向かって、なんとかしていこうと、結構頑張って色んな文献探したりします。
あんまり読みたくない、英語の長文とか…必死になって探したりします。
それは役割だと思って、好き好んでやる事です。
そんな、実は地味な仕事です。
症状で可能性を導き、1つずつ否定していく…。
医療はそんなコツコツやることです。
教科書でしか見たことない症例をコツコツ調べて…。
多分イメージとかなり違う、姿がそこにはあります。